デスティニーズ・チャイルド

史上最強のガールズ・グループ、デスティニーズ・チャイルドの
史上最高のラスト・ライヴが待望のDVD化!!
"伝説"となったコンサートは、これでしか見ることができない!!

（初出『Groovin'』2006年3月25日号）

　2005年4月、結局、ケリー、ミッシェル、ビヨンセによる史上最強ガールズ・グループの最後のライヴ・パフォーマンスとなってしまうワールド・ツアー、"Destiny Fulfilled...And Lovin' It"を開始。このツアーの記念すべきスタート地点は実はここ、日本（広島）からだった。大盛況のうちに日本公演を終了（まさかこれが見納めになってしまうとは…）、そこからオーストラリア、ヨーロッパ、そして北米へと続くこのツアー、途中ヨーロッパ・ツアーのバルセロナ・コンサート（2005年6月11日）で、思わぬ解散発表を行う。その後のツアー・チケットは瞬く間にプレミア・チケットと化し、最終章となった北米のファイナル・ツアーで華麗な歴史の幕を下ろすまでの6ヶ月間で70都市を巡り、1億5000万人のファンに支えられ、全力を出し切ったデスティニーズ・チャイルド。
　今作品は、いまや"伝説"へと昇華したライヴ・パフォーマンスのうちの、アトランタ@フィリップス・アリーナ公演を収録したもの。デスチャならではの大ヒット・ソロ・パフォーマンスを含む、1時間半にも及ぶコンサート全内容と各人用のカメラ・ワーク、好きな曲や衣装に関するインタヴュー、日本オンリー・ボーナス・ビデオ・クリップ（ファン待望の「Girl」！）等も収録。更に日本盤はミックスCD付の2枚組仕様。ライヴを見た人も見ることができなかった人も、"見たい、持っておきたい作品"となるはず。
　その後の3人は…といえば、早くもそれぞれが自身の夢に向かってソロ活動をスタートしている模様。ケリーは6月に2ndアルバム発売予定、女優としても活動開始。ミッシェルは晩夏に発売予定されている3rdアルバムのレコーディングの真っ最中との事。ビヨンセは、現在年末全米公開の映画「ドリームガール」の撮影中で、つい先日にもう1つの主演映画「ピンクパンサー」が全米公開されたばかりと女優業が超多忙。更には待望の2ndアルバムも9月に発売を予定している。2006年、3人の輝かしい未来はすでに開かれているようだ。

Text by 大林 誠（大仁店）