ナナムジカ

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ナナムジカ

ナナムジカ、1stアルバム『ユバナ』をリリース!
古代神話の月の女神"ナナ"と、ラテン語で音楽を意味する"ムジカ"。
月の女神と音楽が出会い、その2つが織り成す至高のメロディ、それがナナムジカ…。

(初出『Groovin'』2006年4月25日号)

ナナムジカ-A.jpg 西島 梢と松藤由里の美人2人組デュオ、ナナムジカ。彼女たちの1stアルバムが遂にリリースされます。"ナナムジカ"という名前ですが、由来は古代神話の女神"ナナ"と、ラテン語で音楽を意味する"ムジカ"の造語だそうです。彼女たちの魅力はその美しいヴィジュアルだけじゃなく、なんと言ってもピアノと歌!松藤由里の心地よく、やさしく、光と影を独特の旋律を奏でるピアノに、西島 梢の感情がストレートに表現された力強い歌が絶妙に絡み合って至高のサウンドが作り出されるのです。
 目にも耳にもいい彼女たち、2人の出会いはまったくの偶然だったそうです。梢は富山、由里は佐賀から中学卒業後に音楽の勉強をするために上京。そして高校の寮でたまたま隣の部屋になった2人は、出会った瞬間に運命を感じたそうです。小さい頃から読書をこよなく愛す母のそばで育った梢はたくさんの書物に囲まれながら、やがて歌に目覚めていったそうです。一方、大学教授でピアニストの父と声楽家の母を持つ由里にとっては、音楽は空気のようなもの。ピアノは遊び道具となり、3才の頃から作曲をはじめていたそうです。声楽とピアノ、専攻は異なれど、運命の糸を感じ合った2人は何をするのも一緒、友情を育んでいく中、梢が声楽試験の伴奏を由里に頼んだことが2人の糸の強さを決定付けました。梢は由里の伴奏で歌うことの開放感を、由里は梢の歌声に秘める唯一無二の存在感を、それぞれが惹かれ合うように感じ、2人で何かを生み出したい、生み出せるという絶対的な自信と共に創作活動に入ったそうです。この時こそ月の女神と音楽が出会った日、ナナムジカの始動の時となったのです…!
 今回のアルバム『ユバナ』ですが、デビュー曲である「Ta-lila 〜僕をみつけて〜」、フジテレビ系木曜10時ドラマ「小早川伸木の恋」主題歌「くるりくるり」を含む全14曲を収録。これがナナムジカ、といった独特な曲たちばかりです。例えば「魚」。この曲はクラシック・テイスト溢れる1曲で、ヴァイオリン、チェロ、ピアノだけの小編成のアレンジで、切ない童話調の歌詞がポイントです。ちなみにこの曲は、ヴォーカル、ヴァイオリン、チェロ、ピアノが同じブースで一斉に演奏し、一発収録をしたそうです。また、中国の楽器を使った「風よどこへ吹く」には、前向きに自分らしく進んでいこうという思いが込められているようで、間奏でニ胡が入ることにより、曲調は中国風ではないのですがとてもいいアレンジとなっています。あと、個人的に気に入ったのが「アメノチハレ」。この曲は、まるで雨がやんで澄んだ夜空が見えるようなイメージなんです。歌詞は恋人だけでなく、両親や友人、大切な人達を遠くにいても思っているような歌です。彼女たちは「この歌がみなさんを支える力のひとつになりたい」と思いながら歌ったそうです。その思い、確かに受け取りました(笑)! 
 彼女たち、自分を動物に例えると松藤由里は"鳥"、西島 梢は"いたち"だそうです。鳥というのはなんとなくわかりますけど、いたちって…?そんな面白い(?)一面をもつ彼女たち、その内に秘める才能はまだまだ未知数です。これからどのようなユニットになるのでしょうか?この先何かを起こしてくれるような、そんな力を感じるナナムジカ。今後が気になります!きっと日本の音楽には欠かせない存在になってくれそうです!

Text by 井出祐策(御殿場店)

『ユバナ』
ナナムジカ-J.jpg




ワーナーミュージック・ジャパン
4月26日発売
CD
WPCL-10262
¥3,150(税込)

ナナムジカの1stアルバム『ユバナ』がリリース!デビュー・シングル「Ta-lila 〜僕を見つけて〜」、フジテレビ系木曜10時ドラマ「小早川伸木の恋」主題歌「くるりくるり」を収録した全14曲!シングル以外にも個性豊かな独特の楽曲たちを多数収録!今、大注目の美人2人組デュオ、それがナナムジカです!

【ナナムジカ 公式サイト】http://www.wmg.jp/artist/nanamusica/

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