手嶌 葵

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手嶌 葵

今夏公開のスタジオジブリ最新作『ゲド戦記』。
主題歌&挿入歌を歌い、劇中のヒロインの声も手掛ける
手嶌 葵(てしまあおい)が歌う、アルバム『ゲド戦記歌集』がリリース!

(初出『Groovin'』2006年6月25日号)

手嶌 葵-A.jpg 「夕闇迫る雲の上/いつも一羽で飛んでいる/鷹はきっと悲しかろう」…手嶌 葵の歌う「テルーの唄」の冒頭の1フレーズである。ア・カペラで歌うその声を初めて聴いたのは、映画館で流れていた今夏公開のスタジオジブリ最新作『ゲド戦記』の予告を見た時だった。スタジオジブリの作り出す優美なアニメーションには何時見ても感嘆してしまうが、それに加えて手嶋 葵の無垢で清らかな歌声、誰でも口ずさめる童謡のような郷愁感のあるメロディ、そしてシンフォニックな音色が紡ぎ出す楽曲の壮大さは、立て続けにいくつも流れる予告の中で、更にはたった数分にも拘わらず、圧倒的な存在感を放っていた。
 今や世界的に注目されるスタジオジブリ作品。内容はもちろんの事、起用される声優もベテランの役者から旬なタレントまで、あらゆる面で話題性を持っている。その中での手嶌 葵の起用は、やはり異例の新人抜擢と言えよう。『ゲド戦記』の監督である宮崎吾朗氏が、彼女の歌声に鳥肌が立つほど惚れ込んだそうで、主題歌&挿入歌のみならず、彼女はヒロイン、テルーの声まで担当する事となった。出会いは1枚のデモCD、その運命的な出会いは、駆け足で彼女のシンデレラ・ストーリーを築いて行った。
 6月7日に映画の挿入歌である『テルーの唄』が先行でシングル・リリースされているが、7月12日にはスタジオジブリ・プロデュースによる『ゲド戦記歌集』がリリースされる。歌い手はもちろん手嶌 葵、そして収録されている全10曲の作詞を宮崎吾朗氏が映画制作の合間を縫って手掛けたという。少ない楽器で構成されたアレンジは、流麗なメロディにのせて歌う彼女の美しい声をじっくりと味わえる仕上がり。どの曲もどことなく郷愁感を覚えるものばかりだ。彼女の歌声に触れる事で、ますます映画への期待も高まる。今夏の公開が今から待ち遠しい。

Text by 浜田幸子(編集部)

★先行シングル好評発売中!
『テルーの唄』
手嶌 葵-J(シングル).jpg
ヤマハミュージックコミュニケーションズ
発売中
Maxi Single
YCCW-30009
¥500(税込)
※スタジオジブリ最新作『ゲド戦記』挿入歌

スタジオジブリ・プロデュース『ゲド戦記歌集』
手嶌 葵-J(ゲド戦記歌集).jpg





ヤマハミュージックコミュニケーションズ
7月12日発売
CD
YCCW-10028
¥2,100(税込)

今夏公開のスタジオジブリ最新作『ゲド戦記』の歌モノ楽曲を収録したアルバム。歌い手は、新人・手嶌 葵(てしまあおい)。監督から歌声を惚れ込まれ異例の新人抜擢、更にはヒロインのテルーの声までも担当と話題づくし。主題歌「時の歌」、挿入歌「テルーの唄」を含む全10曲。無垢な歌声、素朴なメロディに心温まります。

【手嶌 葵 公式サイト】http://www.teshimaaoi.com/

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