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今回は最近リリースの洋楽タイトル/リイシュー盤を中心に邦楽の新譜まで12タイトルをご紹介致します。中でもリヴィングストン・テイラーの来日公演(12月11日:草月ホール /12月12日:JZ Brat )に合わせてリイシューされたリヴィングストン・テイラー(キャプリコーン原盤含む)をはじめ、ジェームス・テイラーなどテイラー・ファミリー関連作は、待望のリマスター&紙ジャケ仕様の初回生産限定盤で登場。さらにその他にも個性的な作品が揃っております。まずはすみや各店の店頭、もしくはすみやサイバー・ショップ(http://mediamax.sumiya.co.jp)でご確認を。

Text by 土橋一夫(編集部)
(初出『Groovin'』2006年11月25日号)

リヴィングストン・テイラー
『リヴィングストン・テイラー』
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ユニバーサル インターナショナル
発売中
CD
UICY-93176
¥2,141(税込)

6年ぶりとなる12月の来日公演に合わせて、キャプリコーン・レーベル時代の3タイトルが初回生産限定盤の紙ジャケ仕様で待望のリイシュー!本作は70年にリリースされた彼の記念すべきデビュー・アルバムで、後にブルース・スプリングスティーンのプロデューサー/マネージャーとなるジョン・ランドーがプロデュース。若さと独特の感性を映した目映さが魅力的な作品だ。

リヴィングストン・テイラー
『LIV』
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ユニバーサル インターナショナル
発売中
CD
UICY-93177
¥2,141(税込)

71年にキャプリコーンからリリースされた、2ndアルバム。前作に引き続いてジョン・ランドーがプロデュースし、自作曲に加えてドリフターズの名曲「オン・ブロードウェイ」のカヴァーも収録。「ゲット・アウト・オブ・ベッド」はヒットを記録し、彼の才能とシンガー・ソングライターとしての可能性をシーンに大きくアピールした。

リヴィングストン・テイラー
『虹の彼方に』
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ユニバーサル インターナショナル
発売中
CD
UICY-93178
¥2,141(税込)

『オズの魔法使い』のテーマ「虹の彼方に」をカヴァー収録しタイトルに冠した、73年発表の3rdアルバム。他にもジョージ作のビートルズ・ナンバー「イフ・アイ・ニーディッド・サムワン」のカヴァーも収録されている。コーラスでジェームス・テイラーとカーリー・サイモンが、また演奏ではニール・ラーセン、バジー・フェイトン、トニー・レヴィンら強力メンバーが参加。

リヴィングストン・テイラー
『三面鏡』
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SMD
発売中
CD
MHCP-1194
¥1,890(税込)

キャプリコーンからエピックへ移籍し、その第1弾アルバムとしてリリースされた、78年の作品(通算4作目)。名盤『イタリアン・グラフィティ』で有名なニック・デカロがプロデューサーを務め、西海岸でレコーディングされた本作は、メロウで温かみ溢れる素敵な1枚。ここからカットされたシングル「アイ・ウィル・ビー・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」もヒットを記録。

リヴィングストン・テイラー
『マンズ・ベスト・フレンド』
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SMD
発売中
CD
MHCP-1195
¥1,890(税込)

エピックからの2枚目となった80年の作品(通算5作目)。ジョン・ボイランとジェフ・バクスターがプロデュースを担当し、良質な作品に仕上がっている。選曲もオーリアンズで知られる「ダンス・ウィズ・ミー」をはじめカヴァーが4曲取り入れられており、ラリー・カールトン、ジェフ・ポーカロ、ドン・ヘンリーら名スタジオ・ミュージシャン達が完璧な演奏を聴かせる。

リヴィングストン・テイラー
『ライフ・イズ・グッド』
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SMD
発売中
CD
MHCP-1207
¥1,890(税込)

88年リリース(通算6作目)。しばらく表だった音楽活動を休止していた彼は、本作で復活を遂げる。アーティ・トラウムとスコット・ペティートがプロデュースし、兄のジェームス・テイラー、ロビー・デュプリー、リア・カンケルといった盟友達が参加し、中でも兄弟でのデュエットを聴かせる「シティ・ライツ」やルイ・アームストロングに捧げられた「ルイ」など名演多し。

ジェームス・テイラー
『JT』
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SMD
発売中
CD
MHCP-1189
¥1,890(税込)

お馴染み、アメリカを代表するシンガー・ソングライターのジェームス・テイラーが、77年にリリースした傑作中の傑作アルバム(グラミー賞獲得作品)。ワーナー・ブラザーズからCBSへの移籍第1弾となった本作は、ピーター・アッシャーがプロデュースし、軽快でポップでスマートな中に、彼本来が持つ温かみあるキャラクターと繊細な感性が光る。1曲目の「君の笑顔」をまずは聴いてみて欲しい。

ジェームス・テイラー
『フラッグ』
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SMD
発売中
CD
MHCP-1190
¥1,890(税込)

79年にCBSからリリースした、移籍後第2弾となるアルバム(通算9作目)。当時斬新だったニュー・ウェイヴ・テイストのジャケット・デザインからして今までの彼の路線を考えると驚かされるが、自作に加えて「アップ・オン・ザ・ルーフ」をカヴァーするなど、作品的には今まで進んできたJTらしい路線と古き良きものとのバランスをうまく保った好内容。

ジェームス・テイラー
『ダディーズ・スマイル』
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SMD
発売中
CD
MHCP-1191
¥1,890(税込)

81年にCBSから発表した、移籍後第3弾となる通算10作目。ピーター・アッシャーがプロデュースし、JTの代表作とも言える程充実した内容の本作には、J.D.サウザーとのデュエット曲「憶い出の町」も収録。父親としての顔とミュージシャンとしての仕事の両面への決意表明的な側面も感じ取ることが出来る。なお『ザッツ・ホワイ・アイム・ヒア』『ネヴァー・ダイ・ヤング』も同発!

ケイト・テイラー
『ケイト・テイラー』
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SMD
発売中
CD
MHCP-1196
¥1,890(税込)

テイラー・ファミリーの長女であるケイト・テイラーの2ndアルバム(78年リリース)。兄のジェームス・テイラーがプロデュースし、N.Y.でレコーディングされた本作は、幼少の頃から好きで聴いていたというエルヴィス・プレスリーやアレサ・フランクリン、レイ・チャールズなどロック/ソウル色も感じられる好作品。なお79年の『ケイト・テイラーズ・クック・ブック』も同時リイシュー!

V.A.
『Apple of his eye〜りんごの子守唄(青盤)』
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ビデオアーツ
発売中
CD
VACM-1296
¥2,940(税込)

昨年11月リリースの赤盤に続き、今度は男性ヴォーカリストを揃えた青盤が登場。文字通りビートルズ・ナンバーを子守唄的視点でカヴァーした本作は、数多いビートルズ・カヴァー作品集の中でもひと味違った仕上がり。鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)のプロデュース手腕にも拍手!お薦めは何と言っても細野晴臣による「Goodnight」。曽我部恵一やハナレグミらも参加。

テリー&フランシスコ
『テリー&フランシスコ 2』
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avex/J-more
発売中
CD
[初回限定盤]
YICD-70023
¥980(税込)
[通常盤]
YICD-70024
¥1,575(税込)

今年7月にミニ・アルバム『テリー&フランシスコ』でデビューを飾ったテリー&フランシスコが早くも2ndミニ・アルバムをリリース。Voのテリー福山と楽器やアレンジを担当するフランシスコ松浦による洋・邦の影響を独自に消化したシティ・ポップス的アプローチは本作でも心地よく、それでありながら一捻りあるサウンドを実現している。2人の共作で曲を書けることも彼らの強み。初回盤は限定特別価格。

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