倖田來未

ARTIST PICK UP

倖田來未

名実共に日本のNo.1アーティストとなった倖田來未。
ロック、ダンス、バラードと様々な楽曲が収録された、
5thオリジナル・モンスター・アルバム『Black Cherry』が遂にリリース!

(初出『Groovin'』2006年12月25日号)

倖田來未-A.jpg 今の日本の音楽シーンは本当に混迷していると思う。様々なジャンルが、それぞれ勢いを持ってメジャー・シーンに躍り出ているし、毎週何組もの新人アーティストがデビューを飾り、その多くが陽の目を見ずに消えていく…。そしてリスナーの嗜好も以前より多様化しており、その中で個性を発揮し、セールスを上げるのは至難の技である。しかしそんな環境の中でも、倖田來未は個性を発揮しつつセールスもトップ・クラスである。果たして、彼女の何がリスナーの興味を惹かせているのだろうか?
 そもそもこの原稿を書くまで、彼女の楽曲をじっくりと聴く機会があまりなかった。勝手な思いこみで、今流行っている音を上手い具合に混ぜ合わせた曲だろうと思っていたからだ。しかし、今回発売された5thオリジナル・モンスター・アルバム『Black Cherry』に収録された楽曲を数曲聴いてみて、その考えが愚かだったことに気付かされた。
 まずメロディ。私は初めて曲を聴くときはメロディを聴くようにしている。メロディは曲の顔であり何より一番耳に残りやすいからだ。今回聴いてみて、素直に「良いメロディが多いな」と感じた。メロディの好みも人それぞれではあるが、今作のそれは誰でも気に入るような気がする。印象に残りやすく、何度も聴いてみたい衝動に駆られるのだ。特に「ミルクティー」「夢のうた」は、群を抜いて素晴らしいと思った。次に、楽曲。ディストーション・ギターのフレーズが印象的な「Cherry Girl」、ピアノ、ストリングスを絶妙に混ぜ合わせた「運命」、ドラマティックに展開していく「夢のうた」、ベース・ドラムがグルーヴしつつ優しい雰囲気を感じさせる自身初の作曲作品「ミルクティー」。どの曲にも個性がありつつもPOPさを失っておらずクオリティが高いものばかりだ。このハイセンスな楽曲を見事に歌いこなす彼女は圧巻の一言に尽きる。最後にリリック。全曲を通して伝えられていることは「強い女性であること」だと感じた。男に振り回されたって、二度と一緒にいることができなくても、強く生き続けることが幸せに繋がるのだと…この世界観は本当に素敵だと感じた。
 故にこの3つの要素が高度に混ざり合い、それが倖田來未の魅力となりリスナーの心を惹き付けているのだろう。それはもはや、日本のNo.1アーティストと呼んでも過言ではないはずだ。

Text by 西村大輔(静岡イトーヨーカドー店)

『Black Cherry』
倖田來未-J(CD+2DVD).jpg倖田來未-J(CD+DVD).jpg倖田來未-J(CD).jpg

rhythm zone
発売中
[CD+2DVD] RZCD-45506/B〜C ¥5,040(税込)
[CD+DVD]RZCD-45507/B ¥3,990(税込)
[CD]RZCD-45508 ¥3,059(税込)

ロック、ダンス、バラードと、どんな楽曲でも自分色に染め上げる倖田來未が、満を持して5thオリジナル・モンスター・アルバムをリリース!そのハイセンスな楽曲、メロディは、まさに日本のNo.1アーティストと呼ぶに相応しい仕上がり!3形態共通初回盤特典として、ボーナス・トラック豪華3曲収録。

※写真は左が[CD+2DVD]、中央が[CD+DVD]、右が[CD]のジャケットです。

【倖田來未 OFFICIAL WEBSITE】http://rhythmzone.net/koda/

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