リア・ディゾン

セレブなキュートさ、エンジェル・ヴォイス！
才色兼備のうるツヤギャル、リア・ディゾンが
シングル「Softly」で、いよいよCDデビュー！

（初出『Groovin'』2007年1月25日号）

　…絶品に絶句。個人的には文句なしの可愛さである。そんなあどけない瞳で見つめられてしまったら、世の男性のみならず同性ですら彼女に惹き込まれてしまうというもの。これぞまさしく釘付け！である。
　そんな気になる彼女の名前はリア・ディゾン。フランス系アメリカ人の母と中国系フィリピン人の父との間に産まれ、ロサンゼルスで育った彼女は現在20歳。西洋とアジアの良さを引き立てた美しい顔立ちは、日本のマニアたちの心をくすぐり、瞬く間にブログやHP等で取り上げられ、たった1年弱で200万件のアクセス数を誇るネット・アイドルへと成長していった。恐らく日本人の淡白な顔作りでは成せない絶妙な艶やかさと、外国人でありながらアジアの血でもって親しみやすさを沸かせたのだろう。最近では日本での活動も活発で、雑誌やTVでも引っ張りだこのご様子。すでに日本でのファン・クラブも発足されており人気は急上昇中だ。
　そして2月14日、シングル「Softly」で待望のCDデビューを果たす。TV番組のMCぶりを見る限り、まだ日本語に不安があるようにも感じたが、楽曲を聴いてこれまた驚いた。流暢な日本語、そして物語を華やかに彩る甘く柔らかな歌声は、日本人シンガーに引けをとらないクオリティである。恋人との1日の別れの瞬間、愛しい気持ちや会えない時間の切なさ、信じる強さなど、恋心の微妙な揺れを描いたバラード・ナンバーは、リアの優しい歌声によって、更にリアルな物語となって伝わってくる。続く「Everything Anything」では一転、軽やかでポップなビートにのせて弾むような歌声を披露、はじまりの予感、加速する恋心がキラキラと輝くアップ・ナンバーとなっている。この2曲だけでも彼女の表現の幅広さを感じるが、「Forever」では変則的かつ小刻みなビートにのせたメロディも難なく歌い上げ、憂いを帯びた歌声は前述の2曲とはまた異なった質感を持っているので、じっくり聴いてもらいたい。
　才色兼備とはまさにこの事と言えよう。才能未知数のリア・ディゾン、2007年大本命のアーティストがここに誕生する！

Text by 浜田幸子（編集部）