柴咲コウ

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柴咲コウ

女優としてもシンガーとしても、抜群の存在感を放っている柴咲コウ。
前作からわずか1ヶ月で届けられたニュー・シングルは、
揺れ動く心情を綴った繊細なバラード!

(初出『Groovin'』2007年3月25日号)

柴咲コウ-A.jpg 妻夫木聡とのダブル主演による映画『どろろ』で新たな境地を拓き、女優としてますます充実度を増している柴咲コウ。01年の『GO』でその才能を一気に開花させた彼女は、03年の『黄泉がえり』、04年の『世界の中心で、愛をさけぶ』、05年の『メゾン・ド・ヒミコ』、そして昨年の『日本沈没』と次々と話題作に出演し、そのすべてが大ヒット。更に、6月16日公開の宮藤官九郎監督の最新作『舞妓Haaaan!!!』では、堤真一、阿部サダヲとトリプル主演を務めるなど、その快進撃は留まるところを知らない。
 そんな彼女は女優としてのみならず、シンガーとしての存在感も抜群だ。RUI名義でリリースした2枚目のシングル「月のしずく」がミリオンを突破。04年には、ドラマ版『世界の中心で、愛をさけぶ』の主題歌「かたち あるもの」が60万枚を超えるヒットを記録。作詞もほぼ自分で手掛けており、こちらも高い評価を得ている。『白夜行』の主題歌「影」や、『タイヨウのうた』の主題歌「invitation」は、ドラマの世界観と絶妙にシンクロした歌詞が幅広い支持を集めた。
 さて、八面六臂の活躍を続けている柴咲コウが、『at home』に続くニュー・シングルを早くもリリースする。男性の肩にそっと寄り添うジャケット写真も印象的な今作は、この季節にピッタリの優しいミディアム・チューン。「私の方からその手離した 平気だとうそをついて…」と強がったかと思えば、「1人 泣いていることに気付いて欲しくて」と弱さを見せる。女性なら誰しもが経験したことがある微妙なキモチ。揺れ動く心情が繊細に描かれた歌詞は、多くの共感を得られるはず!またc/wには、ボサ・ノヴァ・テイストの「カラフルタクシー」を収録。こちらは、都会で経験するほろ苦い恋を、「緑のタクシー」「煙にむせびなく黄色い絨毯」といった独特の色彩感覚で表現した軽快なナンバーだ。
 今年に入ってからすでに2枚のシングルをリリースし、4月には待望の3rdアルバムのリリースも控えているという彼女。この春は、"シンガー・柴咲コウ"をたっぷり魅せてくれそうだ。

Text by 池 佐和子

『ひと恋めぐり』
柴咲コウ-J.jpg



ユニバーサル ミュージック
3月28日発売
Maxi Single
UPCH-80009
¥1,000(税込)

TBS系のドラマ 愛の劇場『砂時計』の主題歌としてオンエア中の2007年第2弾シングル。揺れ動く心情が繊細に描かれたミディアム・チューン。美しいストリングスの響きが印象的!c/wには、ボサ・ノヴァ・テイストの軽快なナンバー「カラフルタクシー」を収録。

【柴咲コウ Nayutawave Recordsによる公式サイト】www.universal-music.co.jp/shibasaki/

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