Superfly

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Superfly

懐かしいのに、新しい!洋楽、邦楽の良さを併せ持った、聴き応え満点の音世界!
愛媛発、ブレイク大本命の新人によるデビュー・シングル、いよいよリリース!
2007年は、間違いなくSuperflyがくる!

(初出『Groovin'』2007年3月25日号)

Superfly-A.jpg ライヴがたまらなく好きだ。ライヴへ行くと、元気や勇気をもらえる。ライヴ=LIVE、英語だと"生きる"という意味にもなる。私にとってライヴはまさに、"今ここに生きている"事を実感出来る時間だ。そして先日とても幸せな事に、とんでもなく良いライヴを見る事が出来た。それは、SHIBUYA-AXの公演でインディア・アリーのオープニング・アクトを務めるSuperflyのライヴだ。
 2007年2月5日、少し遅れて入ったSHIBUYA-AXのライヴ。会場の中へ入るなり、輝くオーラの様な何かがステージを覆っていた。吸い寄せられる様に見入ったそのステージ上では華奢で綺麗な女の子が、あり得ないほどパワフルに歌っていた。その全身全霊をこめた姿を見ていると、自分の中に溜まっていた負のエネルギーは吹き飛んでいった。"こんなにもパワフルな人がいたなんて"と驚きと同時に、圧倒的熱気に満ちたステージを見ることが出来た嬉しさに鳥肌がたった。カリスマ性を持ったライヴ・パフォーマンスを見て、体の内側から熱いものがこみ上げてきた時間だった。 
 そんな感動的なライヴを味わわせてくれるSuperflyが、4月4日にデビュー・シングル『ハロー・ハロー』をリリースする。今作は、"ハローを言うことでポジティヴになれる"という彼らの思いが込められた、前向きでシンプルな楽曲だ。"春" "桜"というフレーズや、ネガティヴな昨日との決別を描いた歌詞は、終わりと始まりを連想させる春にぴったりな仕上がりとなっている。底抜けにパワーの溢れた越智志帆のヴォーカルは、ライヴで発散されていた様な唯一無二の熱をもって心へと突き刺さり、胸に潜むウジウジしたものを一掃してくれる。緩やかに鳴り響く"ハロー・ハロー"というフレーズが印象的で、思わず一緒に口ずさんでしまう。そんな親しみ易い曲だが、ポップ・ソングと単に形容出来ない、ロック、ソウル、フォークな音が息づいた、Superflyにしか成し得ない独特の空気感を持っている。
 Superflyの楽曲には、ローリング・ストーンズやドゥービー・ブラザーズ等、60〜70年代の音楽を敬愛しているメイン・ソングライター、多保孝一の生み出す音楽性と、ジャニス・ジョップリンやキャロル・キング等を彷彿とさせる越智志帆の歌声により、古き良き時代に奏でられた洋楽の匂いが息づいている。そんな懐かしい洋楽の要素と邦楽とのポップ性を併せ持ったメロディにより紡ぎ出される、懐かしいのに新しい味わいを持った作品だ。自身のルーツ・ミュージックと、親しみ易さを融合させた独自のジャンルを見事に表現した音は、老若男女問わず多くの人に受け入れられるであろう。
 地元愛媛県の大学サークルを通じて知り合い、結成されたSuperfly。その高い音楽性から、地元の愛媛新聞で取り上げられ、そして遂に東京での各レコード会社による争奪戦の末、メジャー・デビューが決まった実力派だ。そんな2人の今後の活躍も勿論楽しみだが、それよりも、今この瞬間に耳にしているこの作品に出会えて良かったと思う。ただただSuperflyの歌に出会えた事に心から感謝の気持ちで一杯だ。

Text by 星野あや

『ハロー・ハロー』
Superfly-J.jpg





ワーナーミュージック・ジャパン
4月4日発売
Maxi Single
WPCL-10400
¥1,200(税込)

ブレイク大本命、Superflyのデビュー・シングル!春の季節にぴったりな名曲「ハロー・ハロー」や、c/wにはパンチのあるヴォーカルが聴き応え有りの「孤独のハイエナ」と、彼らがリスペクトするハンブル・パイの中でも一番好きな曲「Hot' N' Nasty」のカヴァーを収録。初回盤のみデジパック仕様。

【Superfly オフィシャルHP】http://www.superfly-web.com/

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