柴咲コウ

ARTIST PICK UP

柴咲コウ

アルバムとしては約1年半ぶりのリリースとなる、
3rdアルバムをリリース!春の気分を表したタイトル『嬉々♥』、
心身共に充実した柴咲コウが一杯詰まった、好アルバム!

(初出『Groovin'』2007年4月25日号)

柴咲コウ-A.jpg 最近邦画が熱い。昨年(2006年)は21年ぶりに邦画興行収入が洋画を上回り、この勢いは今年も衰える事はないだろう。そんな破竹の勢いの日本映画を支える女優の1人として、柴咲コウの存在は外せない。昨年公開だけでも『県庁の星』『嫌われ松子の一生』『日本沈没』と大ヒット映画に次々と出演し、今年1月公開の映画『どろろ』で主役を演じ、その高い演技力が世界中で絶賛されている。また宮藤官九郎が脚本の今年6月公開映画『舞妓Haaaan!!!』で超ハイテンションな役柄も見事に演じている。Leading Actress(主演女優)の名に相応しく、柴咲コウは日本映画界を牽引(Leading)すると言っても過言ではない存在だ。
 女優業をノン・ストップで疾走し多忙な日々を送る中にあって、昨年はTBS系ドラマ・木曜21時『白夜行』主題歌「影」、TBS系金曜ドラマ『タイヨウのうた』主題歌「invitation」、「actuality」と3枚のシングルをリリース。今年2月のTBS系-TV全国ネット『恋するハニカミ!』テーマ・ソング「at home」に続き、3月にはTBS系ドラマ愛の劇場『砂時計』主題歌「ひと恋めぐり」をリリースと、歌手:柴咲コウはコンスタントにクオリティの高い楽曲をリリースし、またその全ての作詞を柴咲コウ自身が担当している。
 女優としてその世界観に没頭し役作りをし、具現化して演じる。そして一方歌手として主題歌のオファーに応じ、そのドラマの原作を熟知し自ら言葉を紡ぎ、歌う…。生み出された楽曲はどれもドラマの世界観を豊潤にし、視聴者はドラマと柴咲コウの歌をセットにして何倍も感情移入する事が可能になる。柴咲コウの感性の豊かさ、引き出しの多さに驚愕すると共に、女優・歌手というカテゴリーの枠を超越した柴咲コウ自身のパーソナリティに魅力を感じずにはいられない。
 そして約1年半ぶりとなる3rdアルバム『嬉々♥』がリリースされた。タイトルからも連想される様に春の気分を表したアルバムとなっている。シングル曲「影」「invitation」「at home」「ひと恋めぐり」はもちろん、カップリング曲「分身」に加え、オリジナル楽曲満載の全13曲収録の充実作。春の季節にピッタリのタイトル曲M-1「嬉々」では女性の心情をアップテンポなメロディーに乗せて爽やかに歌っている。M-3「regret」はギターのリフが効いたリズミカルな楽曲。M-6「甘いさきくさ。」はしっとりしたバラードで、M-13「カレンダー」は新年度を迎える喜び溢れる爽快ナンバー。このように"春"を共通項にイメージが統一された好アルバムに仕上がっている。
 柴咲コウ自身が書いた歌詞で紡ぎ出される楽曲群は、26歳の1人の女性像を浮かび上がらせる。それは女優・歌手である特別な存在"someone"ではなく、誰でもない普通の"anyone"…を。家族を想ったり、恋愛に悩んだり、日々の生活に追われたり、まだ出会わぬ人を想ったり…といった、20代の女性の心情がここにはストレートに吐露されている様に感じる。フェミニンでノスタルジックな女性らしい香りが漂い、或いはまた女性というある種の真の強さみたいなものをここから感じる。
 以前にも増して顔の表情が穏やかになり、心身共に充実した感が窺える柴咲コウが一杯詰まった好アルバム。今、柴咲コウがいい感じである。

Text by 大澤智芳(すみや本社 営業グループ)

『嬉々♥』
柴咲コウ-J初回盤.jpg柴咲コウーJ通常盤.jpg




NAYUTAWAVE RECORDS
発売中
CD
[初回盤]DVD付 UPCH-29003 ¥3,300(税込)
[通常盤]UPCH-20022 ¥3,000(税込)

3rdアルバムは"春"の気分を表した仕上がり。シングル4曲はもちろん、オリジナル楽曲も満載!作詞も自身で手掛け、心身共に充実した柴咲コウが一杯詰まっています!初回盤はREC風景やジャケットの撮影風景などを収録したDVD付き。購入者特典(抽選)で、何と!デビュー5年で初となる東京、大阪でのライヴにご招待!!

※写真は左が[初回盤]、右が[通常盤]のジャケットです。

【柴咲コウ Nayutawave Recordsによる公式サイト】www.universal-music.co.jp/shibasaki/

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