マムラ

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マムラ

"Mumm-Ra"と書いて"マムラ"と読む、注目バンドが日本上陸!
UK最大のマネージメントが惚れこみ、完全バックアップする
今年最大級の新人5人衆!!

(初出『Groovin'』2007年4月25日号)

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 UK音楽シーンの支配者、フランツ・フェルディナンドとカイザー・チーフスの2大マネージャーが一歩も譲らぬ争奪戦繰り広げたが一向に事態が収拾せず、急遽「フランツ/カイザー合体チーム」が結成され、やっと一件落着。UK音楽シーンを振り回すだけ振り回し、遂にこのアルバム『ジーズ・シングズ・ムーヴ・イン・スリーズ』で本格デビューする驚異(脅威)の実力派新人バンド、マムラ(ちなみにこの摩訶不思議なバンド名の由来は80年代に放送されていたTVアニメ『サンダーキャッツ』に登場する悪役"マムラ"から付けられた)。85年生まれの幼馴染み5人組で、弱冠22歳ながらにして既にバンド暦は6年という。
 実はシングル・リリースすらしていない時点で、昨年のフジロック"レッド・マーキー"に強行出場。バンド史上、初のフェス出演だったが、貫禄十分のパフォーマンス、ベテラン級のテクニックを見せつけ、(LIVEをご覧になった方ならお解かりになるでしょう)後ろまで埋め尽くされたレッド・マーキーのテントは、この瞬間に大きな伝説を作り出した。
 ハイトーン・ヴォイスにイギリス特有の憂いのあるメロディー、時にホーンを巧みに使ったオルタナティヴ色のあるサウンド。一聴しただけでは英国産らしい湿り気のある、耳馴染みのよいポップ・ミュージックだが、聴きこむにつれ一筋縄ではいかないその楽曲構成、センスの良さは既にベテランの域では!?と思わせる。「ビーチ・ボーイズの豊潤な美からザ・キンクスの聖職者的急展開、そしてザ・ベータ・バンドやシガー・ロスが辿り着いた極限まで」とは、バンド声明文の一節。まさにこの文面がこのバンドの姿勢を簡潔に表現しているし、彼等ならすんなりやってのけてしまうのでは、と思える位の末恐ろしい無限の可能性がこのアルバムには秘められている。今年の大ブレイクは確約され、早くも次の世代の音楽シーンを背負う存在にまでなったマムラ。本年度最大級ともいえるこの驚異的バンドを、見逃すわけにはいかない!!

Text by 大林 誠(浜松佐鳴台店)

『ジーズ・シングズ・ムーヴ・イン・スリーズ』
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SMJI
5月23日発売予定
CD
SICP-1409
¥2,520(税込)

ビーチ・ボーイズ、ザ・キンクス、シガー・ロスあたりが同居しているかのような楽曲を奏で、聴く人を覚醒させるハイトーン・ヴォイスで迫る、マムラ。弱冠22歳の新人衆ながら既にベテラン級のテクニックをも持ち併せた驚異の新人。日本盤はボーナス・トラック4曲収録、CD-EXTRA仕様予定。

【マムラ 日本オフィシャルサイト】http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/mummra/

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