編集長のおすすめ！

エリック・カルメン
『サンライズ』





BMG JAPAN
発売中
CD
BVCM-37876
¥2,310（税込）

ラズベリーズ時代のアルバムがリイシューされる中、ソロに転じたエリック・カルメンのその後の作品も色々とCD化された。本作はラズベリーズ解散後の75年にリリースされた1stソロ・アルバムで、旧知の仲であるジミー・イエナーがプロデュースを担当。彼らしい歌い方と美しいメロディ、優れたセンスが同居した名盤で、全米2位を記録した「オール・バイ・マイセルフ」や「恋にノー・タッチ」を収録。初回生産限定の紙ジャケ仕様で、「オール・バイ・マイセルフ」の別ヴァージョン2曲も追加。

エリック・カルメン
『雄々しき翼』





BMG JAPAN
発売中
CD
BVCM-37877
¥2,310（税込）

77年発表の2ndソロ・アルバム。セルフ・プロデュース＆全曲のソングライティングを自身で担当するなど、まさに彼の自我が萌芽した、ターニング・ポイントとなった名盤。ブルース・ジョンストン、トム・スコット、ナイジェル・オルセン、アンドリュー・ゴールドら豪華メンバーも参加し、弦楽器も多用した豪華なサウンドも魅力的だ。初回生産限定の紙ジャケ仕様で「雄々しき翼」の初期ヴァージョンを追加。ピカデリーサーカス繋がりで伊豆田洋之のヴォーカルに興味を持った方にもお薦め！

エリック・カルメン
『オール・バイ・マイセルフ
〜ベスト・オブ・エリック・カルメン』





BMG JAPAN
発売中
CD
BVCM-31215
¥2,548（税込）

ラズベリーズ時代の大ヒット曲「ゴー・オール・ザ・ウェイ」（全米5位）や「明日を生きよう」（全米16位）などから、ソロに転じてからの代表曲である「オール・バイ・マイセルフ」（全米2位）、「メイク・ミー・ルーズ・コントロール」（全米3位）まで、まさにヒット曲や有名曲を網羅した充実した選曲のベスト盤。ライナーや歌詞などの対訳も充実しており、入門編としても最適な1枚だ。ビーチ・ボーイズ調のサウンドとコーラスが楽しい「愛をくれたあの娘」など、聴き所満載だ。

O.S.T.
『フォロー・ミー＋1』





ユニバーサル インターナショナル
6月20日発売
CD
UICY-93259
¥2,500（税込）

「ジャケガイノススメ」シリーズ／ユニバーサル編第3弾として遂に初回生産限定の紙ジャケで世界初CD化！Uniから69年に発表された、サーフィン映画『Follow Me』のサウンドトラック盤で、ジャケのイメージ通り、煌めきと爽快さ溢れる素敵な内容。中でもディノ・デシ＆ビリーによる美しいヴォーカル＆コーラスと、ソフト・ロック的なサウンドを堪能することができる主題歌「Thru Spray Colored Glasses」は出色の出来！まさにソフト・ロックのお手本だ！彼等のシングルB面曲も追加収録。

ワルター・ライム
『エレクトリファイイング・ギター・オブ・ワルター・ライム』


ユニバーサル インターナショナル
6月20日発売
CD
UICY-93260
¥2,500（税込）

フォーク系アーティストや、ボビー・ダーリンなど大物を手がけ、アレンジャー／ギタリストとして活躍したワルター・ライムが、65年にマーキュリーから発表したギター・インスト・アルバム。涼し気でお洒落なジャケットがまず目を惹くが、ボッサやラウンジーなサウンドにヒップなテイストを加えた音はクールでお洒落。パーカッションとヴィブラフォンが印象的な「Toys In The Attic」や、ミシェル・ルグラン作の「I Will Wait For You」など内容も◎。初回生産限定の紙ジャケで世界初CD化！

ジミー・ハスケル
『カリフォルニア'99』


ユニバーサル インターナショナル
6月20日発売
CD
UICY-93261
¥2,500（税込）

アルバム6枚分に広がるジャケットと、世紀末を未来予想して制作したコンセプトが目を惹く本作は、アレンジャーとして大活躍したジミー・ハスケルによる71年の作品。ミレニウムの「To Claudia On Thursday」「Prelude」や、ザ・フーの「Underture」、ママス＆パパスのデニー・ドハーティが歌う「To Claudia On Thursday」等カヴァーも興味深い。ジミー・ウィザースプーン、後にイーグルスに加入するジョー・ウォルシュ、メリー・クレイトンらも参加。初回生産限定の紙ジャケで世界初CD化！

レイ・チャールズ・シンガーズ
『テイク・ミー・アロング！』





ユニバーサル インターナショナル
6月20日発売
CD
UICY-93262
¥2,500（税込）

米TV番組や数々のセッションでコーラスを担当し、64年には「Love Me With All Your Heart」で全米3位のヒットも記録しているレイ・チャールズ・シンガーズが68年にリリースした本作は、飛行機ジャケとして有名な1枚。バカラックのナンバーで、映画『カジノ・ロワイヤル』で使われた「The Look Of Love」や、アソシエイションの「Windy」など興味深いカヴァーも収録し、ジャズ・コーラス／ラウンジ・ファンにも有名な男女混声コーラスの名盤。初回生産限定の紙ジャケで世界初CD化！

クロディーヌ・ロンジェ
『ラン・ワイルド・ラン・フリー』





ユニバーサル インターナショナル
6月20日発売
CD
UICY-93263
¥2,500（税込）

トミー・リピューマのプロデュースでA&Mから名盤を発表した歌姫、クロディーヌ・ロンジェが70年にリリースした5thアルバムが、初回生産限定の紙ジャケで登場。本作ではアレンジ、プロデュースをニック・デカロが手がけ、ニルソンやスパンキー＆アワ・ギャングで知られる「Everybody's Talkin'」やジョージ・ハリスンの「Something」、ブルース＆テリーも取り上げた「Thank You Baby」といったカヴァーの選曲センスも秀逸。そして何より彼女のウィスパー・ヴォイスを堪能できる充実の1枚。

及川恒平／坂本龍一／山下達郎／
少年少女合唱団みずうみ／シュガー・ベイブ
『海や山の神様たち -ここでも今でもない話-』





ビクターエンタテインメント
6月21日発売
CD
VICL-62421
¥2,800（税込）

75年にリリースされた本作は、作品全体の構成と作詩を元六文銭の中心メンバー、及川恒平が手がけ、また作曲を当時東京芸術大学の院生だった坂本龍一が、アレンジを坂本龍一と山下達郎（当時はシュガー・ベイブの中心メンバーとして活躍中）が担当した、貴重かつクオリティの高い作品。シュガー・ベイブ（山下達郎、大貫妙子）も2曲にコーラスで参加し、北海道出身の及川恒平がアイヌの伝承文化をテーマに綴った詩の世界を、少年少女合唱団みずうみと共に鮮やかに彩る。初回生産限定の紙ジャケで初CD化！

テレサ・ブライト
『ハワイナワ』




アミューズソフト
エンタテインメント
6月8日発売
CD
ASCM-6002
¥2,800（税込）

ハワイの歌姫であるテレサ・ブライトは、これまでにも様々な優れた作品をリリースしてきたが、今回はアロハの心を沖縄の音楽に投影した、興味深いコンセプト・アルバム。BEGINや夏川りみ、森山良子などでお馴染みの「涙そうそう」に始まり、「安里屋ユンタ」や喜納昌吉の名曲「花」「風」などを、ハワイ語による癒し系の美声でたっぷりと聴かせる。たおやかな時間の流れと共に、鮮やかな色彩感を感じさせるような選曲もグッド。『ハワイナワ』とは、沖縄＋ハワイアン＋アロハで出来た造語。まさにこの夏にお薦め！

監修：北中正和
『世界は音楽でできている 中南米・北米・アフリカ編』






音楽出版社
発売中
書籍
¥1,995（税込）

ワールド・ミュージックにスポットを当てて取り上げた書籍は数多くあるが、その中でも分かり易い内容と編集で決定版的なものが発売された。本作はこのジャンルの第一人者である、音楽評論家の北中正和氏が監修し、地域別にサウンドの概略、代表的なアーティスト、ディスクガイドなどで構成された、まさにワールド・ミュージック早わかりの1冊。なおヨーロッパ・アジア・太平洋・ロシア＆NIS編も同時発売されているので、是非2冊セットでのご購入をお薦めしたい。音楽の幅広さと奥深さを実感できるはず。

著：三浦晃嗣
『ドラマー立志風雲録　偉大なる名手、66人の軌跡』






リットーミュージック
発売中
書籍
¥2,100（税込）

『リズム＆ドラム・マガジン』（リットーミュージック刊）にて97年11月号から連載されてきた、三浦晃嗣氏による「ドラマー立志風雲録」が、1冊にまとめられて単行本として出版された。メル・テイラーからドン・ヘンリーまで、ジャンルにとらわれず様々なタイプの海外のドラマー66名を取り上げ、それぞれそのドラマーが参加した作品の紹介や、バイオなどを網羅した、ありそうでなかったドラマーに関する集大成書。特にドラマーである筆者による、音楽的なプレイ分析は見事だ。