Micro of Def Tech

ARTIST PICK UP

Micro of Def Tech

レーベル設立、他アーティストへの楽曲提供、プロデュース等、
多岐に渡り活動を続けるDef TechのMicroが、待望のソロCDデビュー。
シングル『"HANA唄"』に続き、アルバム『Laid Back』をリリース!

(初出『Groovin'』2007年7月25日号)

Micro of Def Tech-A.jpg 「My Way」の大ヒットにより、突如J-POPシーンに現れたDef Tech。インディーズでのリリースでありながら、3作のアルバムのトータル・セールスは500万枚を記録するなど、今や説明不要のアーティストへと躍進を遂げた。昨年末には2本のライヴDVDを同時リリースするなどDef Techとしての活動は絶好調の中、突如発信されたメンバーのMicroによるレーベル設立、プロデュース活動始動というアナウンス。Microがレーベル・ヘッド&プロデューサーとなり、この4月より各月1組、Spontania、SAKURAといった個性豊かなアーティストの楽曲を次々とリリースさせている。6月には"ハワイ"という共通項から伊藤由奈の8thシングル「mahaloha」に参加、そしてその精力的なソロ活動ぶりは更に加速、遂に彼自身がソロCDデビューを果たし、7/11に初のシングル『"HANA唄"』をリリース、そして8/8には待望のアルバム『Laid Back』がリリースされる。
 「"HANA唄"」は、つま弾かれるアコギの乾いた音色と憂いを帯びたMicroの歌声が哀愁を漂わせながらも、"My Way"を力強く突き進むようエールを贈るナンバー。幾多も訪れる孤独や葛藤…けれどその現実から逃げ出さず、見守っているから一歩を踏み出せと、後押しするMicroの歌声が頼もしく、間奏の軽やかな口笛が気負っていた感情を優しく解きほぐしてくれるかのよう。そして夏の暑さをクール・ダウンしてくれる様な清涼感たっぷりのコーラスが気持ち良く、ラストの心温まる大勢でのハミングはピースな後味を残してくれる。またc/wの「Why not?」には、名取香りがヴォーカリストとして参加。打ち込みのビートがクールにループするダンサブルなR&Bナンバーで、Microと名取香りの感情の高ぶりが垣間見られるソウルフルな歌声による掛け合いは実に聴き応えがあり、こちらの楽曲でもまた哀愁漂わすアコギの音色がスパイスとして楽曲に華を添えている。 
 そんな完成度の高いシングル収録の2曲を収めたアルバム『Laid Back』への期待も高まるばかりだ。前述の名取香りの他、伊藤由奈、WISE、PJ、SpontaniaのTarantula、姫神のYoshiki、光永亮太と光永泰一郎…etc.、彼に縁あるアーティストが多数参加。日本とハワイで育った彼らしく、日本の忙しない都会を描き出したかと思えば、ハワイの乾いた太陽が燦々と輝く大自然や爽やかな風を運んできたりと、彼の絶妙なバランス感覚で紡がれた楽曲はどれも魅力溢れるものばかりだ。Def Techではジャワイアンレゲエという全く新しいジャンルを確立したが、今作ではその印象をも飛び越え、ポップな印象は絶対でありながら、多彩なアレンジで私たちの耳を心地よく潤してくれるのは確実である。

Text by 浜田幸子(編集部)

『"HANA唄"』
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Far Eastern Tribe Records
発売中
Maxi Single
UMCF-9502
¥1,000(税込)

Def TechのMicroがソロ・シングルをリリース。つま弾かれるアコギの乾いた音色と憂いを帯びたMicroの歌声が哀愁を漂わせながらも、"My Way"を力強く突き進むようエールを贈るメッセージが後味に強さを残す。夏の暑さをクール・ダウンしてくれる様な、清涼感溢れるコーラスとのハーモニーが気持ちが良い。

『Laid Back』
Micro of Def Tech-J.jpg




Far Eastern Tribe Records
8月8日発売
CD
UMCF-1004
¥2,500(税込)

ソロ・シングル「"HANA唄"」に続いて、ソロ・アルバムをリリース。名取香り、Tarantula(Spontania)、伊藤由奈、WISE等、多彩なアーティストが参加した超豪華盤。ジャワイアンレゲエに囚われず、多彩なアーティストとのコラボによって生まれた珠玉のポップ・ナンバーを全13曲収録。

【Micro オフィシャルサイト】http://www.universal-music.co.jp/micro/

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