HASYMO / Yellow Magic Orchestra

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HASYMO /
Yellow Magic Orchestra

各音楽配信サイトでも1位を記録し、配信市場で大ヒットした
2007年最大の話題作、待望のCD化!日本のエレクトリック・ミュージックの先駆者、
そして国内外のアーティストに影響を与えたYellow Magic Orchestraが遂に復活!

(初出『Groovin'』2007年8月25日号)

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 伝説のバンドと言っていい程Yellow Magic Orchestraは凄いんです!1979年頃、FMラジオから何気なく流れてきた「RYDEEN」(邦題は「雷電」)。当時としてはとても斬新なサウンドで、歌謡曲でもなければ、洋楽でもない、まさにNEW WAVEだった。当時彼らのシステム(機材)に憧れて、いつかはシンセの1台ぐらいは購入し、Yellow Magic Orchestraをコピーしたいと思ったのは自分だけではないと思う。それから全てのアルバムを制覇し、Yellow Magic Orchestraオタク(現在の言い方では"Yellow Magic Orchestraチルドレン"となるのでしょうか?)となった。そんなファンの1人として今回のシングルは待ち望んでいた作品なのだ。
 Yellow Magic Orchestraは1978年に細野晴臣が坂本龍一と高橋幸宏と共に結成し、コンピュータを使い、初期エレクトリック・ミュージックの最も重要なグループのひとつとして、ジャンルを超えて国内外のアーティストに影響を与えてきた。今では日本のロック、ポップ・ミュージックの開拓者のひとりとして、また日本のエレクトリック・ミュージックの重鎮として活動を続ける細野晴臣と、作曲家として世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求している坂本龍一、そして音楽プロデューサーのみならずファッション・デザイナーや文筆家としての活動でも知られる高橋幸宏と、3人の活動は時代に関係なく常に最先端にいる事は間違いはない。Yellow Magic Orchestraは1983年に第1幕を降ろした。10年後の1993年に再結成しアルバム発売やライヴを行い、2004年には11年振りステージに立った(Human Audio Sponge名義)。そして、今年2007年にHuman Audio SpongeとYellow Magic Orchestraの名前を組み合わせた"HASYMO"とYellow Magic Orchestraの両名義でシングルをリリースする事となる。また今年の活動としては、注目の集まったビールのCM出演や、LIVE EARTH(地球温暖化防止を訴える世界規模コンサート)での日本スペシャル・ライヴ(京都/東寺)も行った。
 さて今作だが、まずHASYMO名義での新曲「RESCUE」は今秋公開予定の超話題のアニメ映画『EX MACHINA』のテーマ曲で、ひとつひとつの音が繰り出す幻想的なサウンドに細野氏のアンニュイなヴォーカルがたまらなく心地よい仕上がり。Yellow Magic Orchestra名義の「RYDEEN 79/07」はCMの為だけに集結し制作・演奏した、かつてのYellow Magic Orchestraの代表曲である名曲「RYDEEN」のセルフ・カヴァー作品である。 デジタルとアコースティックが融合した、懐かしくもあり、また新しい作品となっている。当初は音楽配信のみでのリリースで、各音楽配信サイトでも1位を記録し、配信市場で空前の大ヒットを記録した。リアルタイムなYellow Magic Orchestraのファンはもちろん、そうでない世代や若い世代にもきっと彼らのサウンドやメッセージは受け入れられるであろう。

Text by 勝又祥治(御殿場店)

『RESCUE / RYDEEN 79/07』
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commmons
発売中
Maxi Single
RZCM-45642
¥1,050(税込)

今年最大の話題作が遂にリリース!細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人にる"HASYMO"名義での初の書き下ろし楽曲「RESCUE」(今秋公開予定のアニメ映画主題歌)と、Yellow Magic OrchestraがCM用のためだけに集結し制作・演奏した自らのカヴァー・ヴァージョン「RYDEEN 79/07」の2曲を収録した豪華な内容。

【commmons 公式サイト】http://www.commmons.com/

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