エイミー・ワインハウス

ARTIST PICK UP

エイミー・ワインハウス

ジャズ、R&B、ポップス等を徹底的に分析した傑作!
それこそがクラシック・ソウル・アルバム『バック・トゥ・ブラック』!!
ついに日本にもエイミー現象到来か!?

(初出『Groovin'』2007年8月25日号)

エイミー・ワインハウス-A.jpg 彼女の「リハブ」を聴いて、誰がそれが若い女の子の声だということを想像できるだろうか。多くの人が驚かされ、賞賛する程彼女の歌声はソウルフルで特徴的なのである。ちなみにこの「リハブ」は、本作のアルバムからのファースト・シングル。「ノー!ノー!ノー!」というフレーズが耳に残るこの曲は、酒に溺れる日々を過ごしていたエイミーにマネージャーがアルコール依存症厚生施設(リハビリテーション)に行くよう勧めたのに対し、「私は行かないわ!ノー!ノー!ノー!」というリアルな内容となっている。
 彼女は弱冠23歳にして、作り話とも思えるくらいの破天荒な人生を歩んできた。10代から酒と男、15歳で放校処分。体にはピアスとタトゥー。アルコール依存症直前から奇跡的大ブレイク。オールディーズ・サウンドに彼女の歌声と歌詞が合わさり、しっくりくるのもまさにこの経験豊富(!?)さからくるものなのだろうと妙に納得できる。さらに数え切れない程のヒップ・ホップ・アーティストの作品を手がけているサラーム・レミ、そしてイギリスの人気ヒップ・ホップDJであり多くの楽器を操るマーク・ロンソンがエイミーの声を最大限に引き出すためにジャズ、R&B、ポップス等を徹底的に分析し制作しているだけあって、サウンドと声質が実にマッチしている。本作は既に本国イギリスでは1位に輝き、セールスは100万枚を突破!それだけではなく、アメリカ・デビューするなりUKソロ・シンガーとしては最高位となる7位を記録!後には6位にランク・アップし自身の記録を塗り替えている。あのヒップ・ホップ界のキング、ジェイ・Zもエイミーに惚れ込み「リハブ」をリミックスしたほどだ。その他、エイミーに惚れ込んだアーティストによるリミックスは多数存在する。ブリット・アワードでは最優秀女性ソロ・アーティスト賞を獲得。ワイト島フェスではローリング・ストーンズのステージでミックと共演!一方でキャリア絶頂期ともいえる今、引退さえ匂わせる。先頃は婚約したことも明らかになった。そんな彼女から目が離せない!! いや、離せそうもない…。

Text by 柿塚友紀(宇都宮FKDインターパーク店)

『バック・トゥ・ブラック』


エイミー・ワインハウス-J.jpg



ユニバーサル インターナショナル
9月5日発売
CD
UICI-9021
¥1,980(税込)
※初回限定価格

イギリスやアメリカでは既にアルバムが大ブレイク!破天荒で型破りな彼女はその生き様や発言でもエイミー現象を巻き起こしている。一度聴いたら忘れられないソウルフルな音楽・歌声と、実体験に基づいた歌詞にも注目!まさに彼女にしか歌えない歌がここにある。日本盤はボーナス・トラック5曲収録。

【日本オフィシャルサイト】
ジェイク・シマブクロ http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/JakeShimabukuro/
ブルース・シマブクロ http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/bruceshimabukuro/

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