バックストリート・ボーイズ

SPECIAL SELECTION

バックストリート・ボーイズ

全世界待望!メンバーの脱退を乗り越え制作された渾身のアルバムが、遂に日本先行リリース。
これぞ、新生バックストリート・ボーイズの幕開けに相応しいアルバム!
ここにまた新たな名盤誕生!!

(初出『Groovin'』2007年10月25日号)

バックストリート・ボーイズA.jpg 全世界トータル・セールス7,500万枚!日本のみで600万枚!来日公演通算動員50万人以上!これ程までに世界的に成功し、デビューから10年以上経った今でも全く衰えることのない圧倒的な人気を誇るグループは他にはいないだろう。個々がソロでも十分な実力を持ち併せていながら、個々の活動とグループの活動をうまく両立させているグループは珍しい。その世界的グループが通算6作目となる約2年ぶりのニュー・アルバム『アンブレイカブル』をリリースした。今作はケヴィン脱退後、新生バックストリート・ボーイズとして放つ注目作である。
 その気になるアルバムだが、自分達で曲作りをしたりソングライターにアプローチしたりしながら30曲近くをレコーディングし、選曲したとのこと。結果、たっぷりと時間を費やすこととなり、じっくりと作り上げられた渾身のアルバムとなっている。ケヴィンの脱退は彼の今後のやりたい事や人生を尊重し和解の上ではあったものの(今でもメンバーと仲が良く、交流もあるとのことで、良い関係は続いている)、ケヴィン脱退後、このアルバム制作には大きなプレッシャー、焦りや不安があっただろう。そのことを乗り越えて完成させた本作品への思い入れ、努力は相当なものだと思う。アルバムの内容は、まさにバックストリート・ボーイズといった先行シングル「インコンソーラブル」のような極上のメロディー・ラインと抜群のコーラス・ワークが光るものばかり。ファンにはもちろん、聴く者全ての心に響き、じっくりと聴かせる、シンセ・サウンド満載の「エヴリシング・バット・マイン」、遊び心に溢れた「パニック」、飛び跳ねるような「エニー・アザー・ウェイ」、じわじわとハマっていく「ワン・イン・ア・ミリオン」等、アップ・テンポの曲も収録され、全く飽きさせない。アルバムの中でも際立っている「アンサスぺクティング・サンデイ・アフタヌーン」はブライアンいわく、ラヴ・ストーリーであるのと同時に意外なメッセージが込められた考えさせられる曲でもあり、他のどの曲とも違うところがお気に入りのようで、実に注目のトラック!さらに「ヘルプレス・ホエン・シー・スマイルズ」はケリー・クラークソン、シェリル・クロウ、ボン・ジョヴィ、ヒラリー・ダフを手がけたグラミー受賞者のジョン・シャンクスが、そして前作『ネヴァー・ゴーン』をプロデュースしたダン・マッカラも数曲を共作、プロデュースしている。ステージ・パフォーマンスに相応しいダンス・トラックの収録も意識したとのことで、その結果ワールド・ツアーのスタートを飾る2年ぶりの来日公演も決定している(日本からツアーをスタートさせるという、こういった日本のファン想いな所や、人柄の良さも日本での人気の要因のひとつだろう)。彼らのパフォーマンスは今から楽しみである。その時までまずはじっくりとこのアルバムを聴いて待つことにしよう。人間性、音楽性も含めてメンバーの成長と共にファンも一緒に歩んできて早10年以上。アイドル視されていた初期の頃に比べ、今や実力派として幅広い年齢層から多くの人に受け入れられるようになった彼らの歴史は、これからもまだまだ続いていくだろう。

Text by 柿塚友紀(宇都宮FKDインターパーク店)

『アンブレイカブル』
バックストリート・ボーイズJ.jpg




BMG JAPAN
発売中
CD
BVCP-21536
¥2,548(税込)

世界的グループが2年ぶりのニュー・アルバムを日本先行リリース!抜群のコーラス・ワークと極上のメロディーはそのままに、新生バックストリート・ボーイズが放つ注目作。初回生産分のみの3大特典として、スペシャル・パッケージ仕様、ポスター、2008年ミニ・カレンダー封入。日本盤はボーナス・トラック3曲収録。

【バックストリート・ボーイズ 日本オフィシャルサイト】http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/BV/backstreetboys/

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