メタルバカ☆一代

メタルバカlogo.png
(最終回)

 先月号にてスラッシャー真田氏は旅立ってしまったので、今回、島田六合が代わって彼の近況を書き、最後を締め括る事になりました。まず最初に彼はここ4ヶ月の間に体重が8キロ減(現在61キロ)、体脂肪率も14%まで落とす事が出来、肉体改造に成功したようです。彼は旅立ちの準備をしていたのですね。また、減量を機に何とラーメンを絶ったのです!あれほどこのコーナーにてラーメン大好きっぷりを書いていた彼が…です。強い信念の持ち主ですね。そして彼が今、よく食べている物…それは野菜です。彼の食生活はまず朝、大豆プロテインを飲むところからスタート。そして出社。昼ご飯は常に自分で作った弁当。お茶も自分で作って持参していました。おかずは主に野菜。最近ピーマンとナスが主食なようです。食生活を変えた事により、こってりした物や、油っぽい物は避けるようになりました。因みにとんかつは二度と食べないそうです。棚卸の際、常にカツ丼大盛りを、そして平塚時代、昼は弁当2個食べていた彼の口からこんな声を聞く日が来るとは…。帰宅後は常に大好きなビール(さすがにビールだけは止められないらしい)をいつものように飲み、メタルをBGMに筋トレを行う。これが日課のようです。どうしても酒のつまみが欲しくなった際、食べていたのは豆腐。休みの日はいつも以上に筋トレ。ここまで徹底していたからあんなに痩せたのです。彼は今まで「BURRN!」や美味いラーメン店が載っている本しか読んでいなかったのですが、最近よく読む雑誌はまず「ターザン」。あと低カロリー料理のレシピ本。健康(主にダイエット)に関する本も常にチェックしているそうです。あとここだけの話、ボディ・ビルダーが読むと思われる「かっこいいカラダ」という本をこっそり読んでいます。見ながら「プ、プ、プ、プロテイ〜〜〜ン!!」と騒いでいます(笑)。プロテインというのは高いイメージがありますが、彼は360グラム1,000円位のを愛飲しているようです。少し前まではザバスという会社のプロテインを飲んでいたようですが…ケチな所はいつもと変わらないようです。先日彼は川崎にアウトレイジを観に行きました。久しぶりに会った仲間達も多く、そしてあまりの痩せっぷりに周りが騒いだそうです。話は変わって、彼がどうやってメタルマンになったかも参考程度に書いておきます。まず彼は幼少時代、同級生と全く同じ音楽を聴いていた、ごく普通の子供でした。しかし小5の時、担任の先生に聞かされたYMOで完全に「音楽」に目覚め、中学に入り「全米トップ40」や勉強中にラジオを聞く事により「洋楽」にも目覚めたそうです。しかし彼は皆と同じものばかりを聴く事に飽きてきました。彼はその時思ったのです。「もっと人と違う音楽を聴きたい。俺の聴きたいものは他にもあるはずだ…」。彼が人とは違う音楽と出会えたのは1983年12月5日。キッス(アルバムはキッス史上最もメタリックなアルバム『リック・イット・アップ』)との出会いでした。初めて聴いたメタル。ここから彼はメタルの道を歩き始めました。彼は小1から大学を卒業するまで剣道をやっていましたので、メタルを聴き始めて更に獰猛になったようです(笑)。話が戻る様ですが、彼は大学を卒業した際、体重は60キロ。その後「大食い」&「ラーメン」の道を歩き始めてから体重が増え、最高79キロを記録しました。…お分かりですか?そうです、彼は20年前の体型に戻り、すみやに入社する前の体に戻し、リセットする意味も込めて減量したのですね!実は他にも理由はあるそうなんですが…それは本人に会って確認してみて下さい。ここでは口止めされたので!今後の彼の予定は誰も知りません。しかし当面の目標はまず体脂肪率を一桁台にする事だそうです。そしてせっかく健康的な体になった事もあるので更に…どうやら煙草も止めると言ってました。彼のすみや人生、「人とは違う何か」をモットーに仕事をこなして来たんだと改めて思った次第です。今後の真田賢司も何かをやってくれるはずです!期待しましょう!今後違った形でのSANADANGERを宜しくお願い致します。

Text by 島田六合
(初出『Groovin'』2007年10月25日号)

次号から「METAL on METAL」がスタートします。どうぞお楽しみに!

inserted by FC2 system