ONE OK ROCK

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ONE OK ROCK

10代最後の貴重な今この瞬間を、
偽りのない音楽で表現する5人組ロック・バンド、ONE OK ROCK!
病んだ時代へ楔を打つ、1stフル・アルバム『ゼイタクビョウ』をドロップ!

(初出『Groovin'』2007年11月25日号)

ONE OK ROCK-A.jpg 例えばバンドマンが1本のツアーを終えた後、音楽的にも人間的にも大きく成長するように、今、超成長期の新人ONE OK ROCK(ワンオクロック)は1本のライヴを乗り超える毎にメキメキとその実力を上げてきている。今年4月、1stシングル「内秘心書」でお得意のパンク・ロックを引っさげてメジャーに登場。7月にリリースされた2ndシングル「努努-ゆめゆめ-」はTakaのクリアなハイ・トーンに、Toruのラップでアクセントを加えたパワフルなナンバーでかますと、続く3rdシングル「エトセトラ」では一転して、危うく痛々しいほどのロック・バラードを展開。リリースを重ねる度に新たな魅力を提示し、その間も休むことなくライヴを続けてきたONE OK ROCKから届いた1stフル・アルバムは、想像を超える太さと鋭さを持つ作品になった。
 すでにライヴの人気曲でもある「Borderline」「(you can do) everything」は、重量級のリズム隊で美メロを牽引するロック・ナンバー。このあたりの曲には、UKのいわゆるリバティーンズ・チルドレン的な流麗さがあって、個人的には彼らの興味が洋楽に向いていることを確信。また、ミディアム・ロック「欲望に満ちた青年団」や、サウンドに緩急をつけて不器用な恋愛を歌った「カゲロウ」など、緻密に計算されたロック・サウンドには丁寧に音を作り込む器用な一面も感じる。そして今作の肝となるのは、スペイン語で「贅沢」を意味する破壊的なハード・ロック「Lujo」。容赦なく沈みこんだヘヴィな音、そしてタイトルにも直結する「贅沢病」というキーワードを通じて、退廃的な社会に対する彼らなりの切り口を示す1曲だ。そこには、酸いも甘いも知っている大人が「あえて」鳴らすロックとはまた違う、社会の矛盾や理不尽を許すことのできない純粋な反抗心が表現されている。
 ロック界に登場した若い才能、ONE OK ROCK。もっとラウドに、もっとロックに。今後も自身のサウンドを追求し続けてほしいと思う。

Text by 秦 理絵(編集部)

『ゼイタクビョウ』
ONE OK ROCK-J.jpg



Aer-born
発売中
CD
AZCL-10011
¥2,000(税込)
※期間限定 SPECIAL PRICE盤

今年4月にド直球のパンク・ロックでデビューしたONE OK ROCK。既発シングル「内秘心書」「努努-ゆめゆめ-」「エトセトラ」を含む骨太の1stフル・アルバムは、彼らの熱い心意気を感じる妥協なきロック・アルバム。SPECIAL PRICE盤には、3rdシングル「エトセトラ」とのW購入特典応募カード封入。

[期間限定 SPECIAL PRICE 盤]終了後は、[通常盤](AZCL-10012/税込¥2,500)に移行します。。

【ONE OK ROCK official website】http://www.oneokrock.com/

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