ゴスペラーズ

ARTIST PICK UP

ゴスペラーズ

これまでのコラボレーション楽曲、カヴァー楽曲から選りすぐった、
ゴスペラーズ初のコンセプト・アルバム。
オリジナリティを持つ彼らだからこそ成しえた、珠玉の17曲!

(初出『Groovin'』2007年11月25日号)

ゴスペラーズ-A.jpg まばゆいばかりに輝くハーモニー、瑞々しい歌声。ゴスペラーズの、5人の完璧なバランスで紡がれた歌声を耳にする度に全身がそそり立つ。彼らの美しいハーモニーが耳を伝い、体の深部へと染み込むこの感覚に、心が、体が、たちまち浄化されていくような感覚を憶える。
 今や日本を代表するヴォーカル・グループ、その素晴らしい才能に惚れ込むアーティストは数知れず。これまでにも数多くのオファーを受け、各メンバーがソロでデュエット共演を果たしたり、またその逆もしかり、グループの可能性を広げるべくフィーチャリング・アーティストを呼んで共演を実現させたりと果敢に挑戦をし続ける彼らだが、今回その数々の共演、原曲に胸を借りて大胆にゴスペラーズ調にカヴァーしたナンバーをまとめた初のコンセプト・アルバムをリリースする。バックストリート・ボーイズのHowie D.を迎えた「It Still Matters〜愛は眠らない」をはじめ、加藤登紀子×村上てつやの情熱的なナンバー「ギタリズム」、黒沢 薫は王道のバラードを夏川りみと、Jazztronikとは先鋭的なトラックにのせてステップを踏むような弾む歌声を披露。島 健とは何と鍵盤と5人の歌声とがコラボレーション、何とも斬新な発想だ。またカヴァーでは「Stand By Me」(原曲:Ben E. King)「The Longest Time」(原曲:Billy Joel)をアカペラで披露。鳥肌必至の、見事なハーモニーを披露している。個人的には久保田利伸原曲の「Dance If You Want It」のナニワエキスプレスとの共演も好印象、ド頭から5人のコーラスのフックに一撃、ファンク調のアレンジも実にソウルフル。リレー形式のリード・ヴォーカルも聴きどころだ。オリジナルとはまた異なる魅力を放つ今作、コア・ファンにはもちろん、馴染みのある楽曲も多いのでぜひ初心者にもオススメしたい1枚だ。
 12月5日にはビデオ・クリップ集やLIVE DVDなど3タイトルが同時発売。彼らのリアルな歌声、真実のハーモニーを映像でも楽しんでみてはどうだろうか。

Text by 浜田幸子(編集部)

『The Gospellers Works』
ゴスペラーズ-J.jpg




Ki/oon Records
11月28日発売
CD
KSCL-1193
¥3,059(税込)

待望の新作は、多彩なアーティストとのコラボレーション楽曲、カヴァー楽曲をまとめたゴスペラーズ初のコンセプト・アルバム。バックストリート・ボーイズのHowie D.を迎えた最新シングルをはじめ、三井住友フィナンシャルグループTV-CMソングでO.A.中の「Stand By Me」など全17曲を収録。

【ゴスペラーズ オフィシャルサイト Gostudio】http://www.5studio.net/

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