バウ・ワウ×オマリオン

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バウ・ワウ×オマリオン

USアーバン・シーンの2大スター、バウ・ワウ×オマリオンの
初のコラボレーション・アルバム『フェイス・オフ』が遂に完成!
2007年のベスト・アルバムとなること必至!

(初出『Groovin'』2007年12月25日号)

BOWWOWOMARION-A.jpg ラッパー/映画俳優として第一線で活躍するティーン・セレブ、バウ・ワウと、元B2Kのメイン・シンガーでソロ活動も絶好調のR&Bシンガー、オマリオンが何と初のコラボレーション・アルバムをドロップ!以前から共同ツアーを行うなど、元々親交が深かった彼らの初コラボということで、アルバムへの期待は高まる一方だ。この手(出所の全く違う2人)のコラボ・アルバムは互いに尊重、尊敬し合っていないと良いものは生まれないのだが…さて蓋を開けてみよう。
 泥臭い反復ビートにバウ・ワウ、オマリオンのラップ、歌が攻撃的に乗っかるアルバム・タイトル曲「フェイス・オフ」に始まり(個人的にはアルバム中No.1のフェイヴァリット・ソングだ)、リード・シングル曲はシンセ・ビートが響くハウス・トラック「フード・スター」。一転して、オマリオンの歌声も含めて全てが透明感に溢れている美メロ・ソング「ガール・フレンド」、力強いビート、ピアノ音、シンセ音がバウ・ワウの早口ラップと絶妙に絡む「リッスン」、古き良きヒップ・ホップ・サウンド、ヘッドバンギン・サウンドに2人のラップ、歌が絡む「ナンバー・ワンズ」。このアルバムの随所に出ているが、この曲でのオマリオンの歌い方が従来のスムーズ歌唱とは明らかに違う、歌とラップの融合スタイルになっている。そんなところからも彼がこのアルバムで何をやりたいのかが伝わってくる。正真正銘な"フェイス・オフ"だ。そして、ストレートなドラム・サウンドにユーモアに溢れる反復音が乗っかる「アナザー・ガール」へと繋がる。
 今作で彼らはこれまでの経験を活かし、互いに掛け合いの巧みさを演出したり、フロウを自在に変えて操ったり、トラックに合わせて声の質感・スピード感を変えたりと斬新なことに挑戦している。若いながらも十二分なキャリアを持つ2人の、息の合ったパフォーマンスが随所に表現されているのだ。2人はこの夢のコラボ・アルバムを1つの通過点とし、今後のUSアーバン・シーンを牽引していくであろう。彼らの活躍から目が離せない。

Text by 二階堂 聡(成瀬店)

『フェイス・オフ』
Bowwow/Omarion-J.jpg



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¥1,995(税込)
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リード・シングルは甘め路線かと思いきや、シンセ・ビートが響くハウス・トラック「フード・スター」を用意。ジャーメイン・デュプリ、ティンバランド、ネプチューンズ等、超一流プロデューサーとのコラボにも注目!期間限定スペシャル・プライス、日本盤はボーナス・トラック2曲収録。

【バウ・ワウ×オマリオン 日本オフィシャルサイト】http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/bowwow_omarion/index.html

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