METAL ON METAL

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2007年もメタルの祭典「LOUD PARK 07」が、さいたまスーパーアリーナにて無事開催されました。2006年と比べバンドの数は減りましたが新旧織り交ぜたラインナップで充実、会場中は興奮の坩堝と化しました!今回の目当ては人それぞれだったと思いますが、個人的には2日目のテスラ、サクソン、ハノイ・ロックス、アーク・エネミーの流れは圧巻でした。2008年もこのメタルの祭典…是非開催して欲しいですね!2008年こそマノウォーを是非呼んで欲しい!そして大御所バンドも勿論観たいですが、更にアリ・コイヴネンなど若いアーティストの参加も期待します!何んにせよメタルは最高!(ラウドメタ郎)

(初出『Groovin'』2007年12月25日号)

ザ・コデックス
『ザ・コデックス』
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キングレコード
12月26日発売
CD
KICP-1256
¥2,700(税込)

現在のメタル界における名ヴォーカリストの1人、マーク・ボールズが、リング・オブ・ファイア以来となるプロジェクトを、名手マグナス・カールソンと結成。伸びやかなヴォーカル、ドラマティックでメロディアスな楽曲、そしてお約束の速弾きと、両者の持ち味が存分に発揮された奇跡の1枚!
(マッドブッチャー野辺)

マジシャン
『テイルズ・オブ・ザ・マジシャン』
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サウンドホリック
発売中
CD
TKCS-85183
¥2,573(税込)

ブラジルからは、とんでもない大物新人が毎年輩出されているが、2007年はこれで決まりです!同郷のレナート・トリビュジーに勝るとも劣らないヴォーカルに、メタル的躍動感を構築的ドラマ性に置き換え極限にまで昇華させた凄まじい作品!超高密度であるが故、聴き終えた後の心地良い脱力感がまた良し!(ディマイオ片川)

ジ・アゴニー・シーン
『ゲット・ダムド』
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PERFECT CRIME RECORDS
発売中
CD
YDSI-0016
¥2,500(税込)

出世作『ザ・ダーケスト・レッド』に続く3作目。破壊力抜群な中に、妙な安定感があるリフと、吐き捨て型ヴォーカルが絡むメタル・コア。ドラマーが交代したようだが、彼らの信念・意図は変わらず、現在のアメリカの1番尖がったシーンでの重要な位置付けを担っていることは間違いない!(ディマイオ片川)

インディゴ・ダイング
『インディゴ・ダイング』
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キングレコード
12月26日発売
CD
KICP-1281
¥2,700(税込)

又々メタル界に歌姫登場!と言っても昨今の女性ヴォーカリストのように、ゴシックや、オペラティック、咆哮でもなく、"ロックしている"のだ(楽曲は劇的だが)。マイケル・キスクやマーク・ボールズがゲスト参加しているのは注目だが、マイケルは普通に歌っているので気づかないかも(苦笑)。
(マッドブッチャー野辺)

シックス:エイ・エム
『ザ・ヘロイン・ダイアリーズ』
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ビクターエンタテインメント
発売中
CD
[初回限定盤]DVD付
VIZP-58
¥3,150(税込)
[通常盤]
VICP-64034(税込)
¥2,520(税込)

モトリー・クルーのニッキー・シックスの自伝をもとに制作されたサントラ。ニッキー自身がバンドを組んだ楽曲はドラッグに溺れていた80年代を鮮明に想像させる。キャッチーなメロディも満載で企画盤で片付けるには勿体無いアルバムだ。初回限定盤はビデオ・クリップ等を収録したDVD付き。
(トーキングモジュレーター葛原)

スウォーン・エネミー
『マニエイカル』
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THE NEW NOISE INDUSTRIES
発売中
CD
YDSI-0015
¥1,980(税込)

3作目となる本作においては、デビュー当時のハード・コア寄りの作風から、よりスラッシー(①が象徴的)になり破壊力満点で充実の出来となった!前作同様アズ・アイ・レイ・ダイイングのティム・ランベシスがプロデュース。意外性はないが実直なまでの攻撃的、狂乱悶絶の展開力は評価に値する。
(ディマイオ片川)


ダーディアン
『ニュー・イーラ・パート2:ウォー・オブ・ザ・ゴッズ』
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サウンドホリック
発売中
CD
TKCS-85184
¥2,573(税込)

イタリアン・シンフォニック・パワー・メタル・バンドの2nd。ラプソディがいまひとつな音楽性になってしまった今、クサ・メロ・ファンの救世主はもはや、このバンドだけでしょ!と言えるほどの必聴盤。発想的には何も目新しさはないが、そこが良い!変わらずこの路線でお願いします。
(ジョン・ボン・三津山)

ハウス・オブ・シャキラ
『レトックスド+
ライヴ・アット・ファイアーフェスト 2005』
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サウンドホリック
発売中
CD(2枚組)
TKCS-85182
¥2,980(税込)

スウェーデン出身のハウス・オブ・シャキラの5作目。どの曲もキャッチーなサビ部分での重厚なコーラス・ワークが素晴らしく、伸びやかなハイトーン・ヴォーカルと卓越した演奏が楽曲の中で融合している。バラードも良いのだが個人的にはもう少しメロディにこだわって欲しかった。(ビトゥイーン会田)

ビフォア・ザ・ドーン
『デッドライト』
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マーキー・インコーポレイティド
発売中
CD
MICP-10711
¥2,700(税込)

センテンストが解散してしまってから、ゴシック・シーンが何だか落ち着いてしまった感があったが、まだまだフィンランドには色々いるなぁ。後期センテンストの音楽性+デスヴォイス的なバンドの4th。気がつけば、彼らの音楽性は今や貴重!?第二のセンテンストになれるか!(ジョン・ボン・三津山)

HIMSA
『サモン・イン・サンダー』
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マーキー・インコーポレイティド
発売中
CD
MICP-10712
¥2,700(税込)

シアトル出身エクストリーム・メタル。ひたすら疾走ではなくミドル・チューンを中心に据えて、疾走パートで肉付けした印象。ギター・ソロはメロディも感じられるが突飛な程にメロディアスにならず、叙情性と凶暴性のバランスを絶妙に保った硬質で張り詰めた感触の作品に仕上がっている。
(ブラックファイヤー市村)

ヒューマン・ズー
『オーヴァー・ザ・ホライズン』
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SPIRITUAL BEAST
発売中
CD
POCE-16016
¥2,600(税込)

ドイツより2作目にして日本デビュー作。サックスなども取り入れたアダルト・オリエンテッドな雰囲気を醸し出しているメロディック・ハードで、これが実に爽快!端正な曲群は、メロディアス系では極めて高い完成度だといえる!ゴットハード、ファイアーハウス等、良質ハード系好きはたまらないハズ!(ディマイオ片川)

ブレス・ザ・フォール
『ヒズ・ラスト・ウォーク』
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THE NEW NOISE INDUSTRIES
発売中
CD
YDSI-0014
¥1,980(税込)

アメリカ産スクリーモ・コア・バンドの1st。デス系スクリームに耳を奪われるが、アメリカ産ならではの、プログレ、グランジ/オルタナ、インダストリアルといった多様な音楽性を昇華させているのは、若さや勢いだけでない大器の片鱗か。"驚異のパフォーマンス"と言われるライヴを見てみたい。
(マッドブッチャー野辺)

リジー・ボーデン
『死との約束』
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METAL BLADE RECORDS JAPAN
発売中
CD
MBCY-1091
¥2,300(税込)

殺人鬼復活!7年振りの6作目。L.A.メタル全盛の85年にL.A.からデビューしたバンドだったが、ヨーロピアン・テイストの強い音楽性で異彩を放っていた彼ら。「死」をテーマにしたコンセプト作である今作は、デビュー当時の音楽性を完全再現!! 素晴らしいアート・ワークと共に本気を感じる。
(ジョン・ボン・三津山)

レチェリー
『ヴァイオレーター』
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SPIRITUAL BEAST
発売中
CD
POCE-16017
¥2,600(税込)

ソリッドなギターに流れるようなメロディ&コーラス。あのドッケンを彷彿とさせる作風は現代のメタル界においては希少価値といえる。②④⑤のように一音に込めた主張が明確でシンプルでありながらも知的な構成が再聴欲をくすぐる秀作となった。ドッケン、リリアン・アクス等が好きな方にオススメ!(ディマイオ片川)

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