[the brilliant green

SPECIAL SELECTION

the brilliant green

the brilliant greenが自身初となるベスト・アルバムをリリース!
日本のバンド・シーンに、大きく影響を与えた彼達の楽曲の良さを再確認できる1枚。
というか、マジで名曲ばっかりです。

(初出『Groovin'』2008年2月25日号)

the brilliant green-A.jpg 女性ヴォーカルのバンドが、日本の音楽シーンにおいてスタンダードになって随分経つ。古いところで言えば、プリンセス・プリンセスやSHOW-YA、最近で言えばチャットモンチーやシャカラビッツ、ジンといったところか。その音楽性は違えども、女性の持つ温かさや感性の鋭さは、バンドに大きくプラスに作用し、ハイクオリティな楽曲を次々と生み出してきた。今回紹介する、the brilliant greenもそんな女性ヴォーカル・バンドの1つであるが、彼女達の活動によって日本の音楽シーン、特にバンド・シーンは変わったと言える。
 彼達のデビューは1997年。セルフ・プロデュースかつ全編英語詞という、その当時では珍しい、悪い言い方をすれば「売れにくい」形でデビューした。しかし、これが実に好評で各地のFM局でパワープレイ獲得、チャート上位進出を果たした。これは彼達の持つセンスや楽曲の良さに、耳の早いリスナー達が飛びついたためであろう。その後、3枚目のシングル「There will be love there-愛のある場所-」が大ヒットを記録。それからは常にシーンの最前線で活躍してきた。ところが、2002年12月にアルバムを発表した後、バンドは忽然とシーンから姿を消す。といっても、メンバーはそれぞれソロ活動やプロデュース活動をしていたため、完全にシーンからいなくなったわけではないのだが、それでもそれぞれの活動の充実振りに、「もうバンドに戻らないのではないか」と危惧したファンも多かったはずだ。しかし、2007年に活動を再開し次々とシングルを発表。そして、今回紹介するベスト・アルバムがリリースとなった。
 これまでの活動で彼達は、UK ROCKサウンドとJ-POPの融合、無常観や切なさといった人の内側を覗いたような歌詞、これらを日本の音楽シーンに提示してきた。そしてそれらの要素は、現在のバンド・シーンにおいて主流となっている。彼達の音楽は現在の日本の音楽シーンにおいて、重要な地位を占めるものであったのだ。
 今回リリースされるベスト・アルバムは文字通り彼女達これまでの作品を時系列的に並べたものになっている。これまで聴いたことがなかった人はもちろん、少ししか聴いたことのない人も、是非聴いて彼女達の楽曲の良さに改めて触れてもらいたい。

Text by 西村大輔

『the brilliant green complete single collection '97-'08』
the brilliant green-J.jpg

DefSTAR RECORDS
発売中
CD
[初回生産限定盤]DVD付 DFCL-1441〜2 ¥3,990(税込)
[通常盤]DFCL-1443 ¥3,150(税込)

the brilliant greenが自身初となるベスト・アルバムをリリース!UK ROCKとJ-POPを結びつけ、自身の内面を素直に表した歌詞など、現在のバンド・シーンに大きく影響を与えた彼女達の楽曲が聴ける、素晴らしいベスト・アルバム!初回盤は「Music Video collection '98-'08」を収録したDVD付き。

※写真は[初回生産限定盤]のジャケットです。

『music video collection '98-'08』
the brilliant green-JDVD初回.jpg


DefSTAR RECORDS
発売中
DVD
DFBL-7106
¥3,500(税込)

the brilliant green初のベスト・アルバムと同時発売で、こちらも初となるクリップ・ベスト!98年以降にリリースされた全てのシングルのMUSIC VIDEOを収録する他、撮り下ろしのオリジナル映像、貴重なオフショット・シーンも満載。

【the brilliant green Official Website】http://www.thebrilliantgreen.jp/

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