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ARTIST PICK UP

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「僕たち普通のグループに戻ります。」
そんな言葉を引っさげた豪華アーティスト陣とのコラボ・シリーズ"Loves"のベスト盤!
色とりどりの花が織り成す最高の花束をあなたに!

(初出『Groovin'』2008年2月25日号)

m-flo-A.jpg そろそろ春の香りがしてくる頃ですね。今年の冬は寒かった。僕のいる街も雪がたくさん降りました。気分も沈みっぱなし…。春になればそんな気分も吹き飛ばせるのかと思います。そんなあなたに朗報です!春の訪れに先駆け、m-floがワクワクするアルバムを持ってきてくれました。その名も『Award SuperNova -Loves Best-』!その名のとおり、豪華アーティスト陣とのコラボ・シリーズ"Loves"のベスト盤です。この1枚で"Loves"シリーズの集大成といった内容です。ワクワクしてきませんか?そしてこのアルバムと共に発せられたm-floのメッセージが「僕たち普通のグループに戻ります。」です。つまりこれにて2003年から始まった"Loves"シリーズも最後のリリースとなります。ちょっと寂しいですが、これからはまた新しいm-floと出会えるのかもしれないと思うと楽しみでもあります。収録内容は、これまで"Loves"してきた楽曲の中から選りすぐりの曲ばかり!そしてファン待望の「m-flo FAMILY」とも呼べる日之内エミ、Ryohei、Emyli、YOSHIKA、LISAを"Loves"するシリーズ最終楽曲が新録で収録となっています!
 m-floが"Loves"してきたアーティストは総勢41組41曲。その数字だけをみても、m-floのプロデュース能力の高さは分かるかと思います。これだけのアーティストがいれば、その声、歌い方、性格までみんなバラバラなのは当たり前のことです。当然、個人個人によってプロデュースの仕方は変わってくると思います。つまりm-floの2人は41曲で41通りのプロデュースをしてきたということです。しかもどの曲も良いものばかり!圧巻です。音楽を花束だと例えます。プロデュースするということは自分の花束からいくつか花を抜き、他人の花束に足して、よりキレイに飾りつけるものだと思います。もちろん単に花を足すだけでは花束はキレイにはなりません。自分の花をどこに加えるのか、その足す部分やバランスもきちんと考えなければなりません。そしてその花束は個人によって全く別なものであり、その飾り方も多種多様だと思います。m-floはこの花の足し方がすごく上手いのです。アーティストの個性をアピールしつつ、m-floらしさを散りばめていくことで毎回飽きのこない新鮮な曲になっていくのです。中でも♥ Akiko Wadaの「HEY!」が分かりやすいと思います。言わずと知れた、あの和田アキ子が違和感なくラップをしてます。それでいて和田アキ子という主張がはっきりと伝わってくるから驚きです。
 m-floの"Loves"シリーズはこれにて終了となりますが、彼らの活動が終わるわけではありません。今後どんなm-floサウンドが聴けるのでしょうか。"Loves"シリーズによって培われたであろう技術、経験を得たことによって彼らはこれから、さらに激走するに違いありません。

Text by 井出祐策(御殿場店)

『Award SuperNova -Loves Best-』
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rhythm zone
発売中
[CD+DVD]RZCD-45809/B ¥3,990(税込)
[CD]RZCD-45810 ¥3,059(税込)

m-flo、"Loves"シリーズの集大成となるベスト・アルバム『Award SuperNova -Loves Best-』リリース!これまで"Loves"してきた41組のアーティストとの楽曲の中から選りすぐりの曲を厳選。さらに新録楽曲も収録の要チェックな1枚です。初回特殊仕様ジャケット。

※写真は左が[CD]、右が[CD+DVD]のジャケットです。

【m-flo online】http://m-flo.com/index.html

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