大塚 愛

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大塚 愛

約半年ぶりのニュー・シングルは豪華両A面!
ポップに、シックに、そしてキュートに、
ぎゅっと凝縮された大塚 愛ワールドを心ゆくまでご堪能ください!

(初出『Groovin'』2008年5月25日号)

大塚愛-A.jpg 2月2日の人見記念講堂を皮切りに、全国を約3ヶ月で制覇する「LIVE PiECE Tour 2008〜メガネかけなきゃユメがネェ!〜」、総動員数10万人ともいわれているこのツアーの興奮も冷めやらぬ今、大塚 愛、約半年ぶりのシングルがリリースされた。『ロケットスニーカー/One×Time』、両A面シングルの今作は、大塚 愛らしさを存分に発揮した歌詞やポップな春らしいメロディ・ラインで、聴くものを自然と笑顔へと導いてくれる、そんな不思議な力を感じた。思えば、真っ赤に実る「さくらんぼ」、夏の浜辺を連想させる「PEACH」、切なく水を泳ぐ「金魚花火」。大塚 愛の作品はどれも、そのメロディを耳にすれば自然とその季節が浮かんでくるような、季節感を大切に表現した楽曲が数多い。
 今回リリースされた「ロケットスニーカー」も例に漏れず、この季節にぴったりなキュートな仕上がりになっている。ロケットスニーカーを履き、元気いっぱい季節を満喫した後には、2曲目の「One×Time」で甘く優しい恋心へと浸らせてくれる。歌詞にあわせて、思わず指を動かしてしまうような、その独特な比喩表現はもちろん健在だ。ラストの「空とくじら」は、聴き手をまるで絵本のような世界へと導き、幻想的なメロディー・ラインで心地よい幕引きを演出してくれる。
 2005年の3rdアルバムをきっかけに、ミリオン・アーティストへの仲間入りを果たした彼女だが、その親しみやすさはデビュー当時と少しも変わっていないと、私は思う。よく芸能人や有名人にはオーラがあると表現することがあるが、彼女には排他的な(というと言葉が悪いのだが)俗に言う近寄りがたいと言われるような芸能人オーラが少ないように思える。どんなに爆発的なヒットを生み出し、一流アーティストと肩を並べるシンガー・ソングライターになったとしても、決して遠い存在になることはなく、彼女のCDを聴けば、またテレビやライヴでその姿を見れば、彼女の存在は決して遠いものではなく、むしろ自分達のすぐ隣にいるのだと感じる。素朴で温かみ溢れる笑顔やトークの軽快さも、彼女が大勢の人に、こんなにも愛される理由だろう。だが、だからといって彼女に全くオーラがないかと問われれば、私は慌てて首を振り、必死で否定をするだろうとも思う。彼女の持つ独特な世界観や、何物にも替えがたいステージ上での存在感は、まさしくオーラと表現にするにふさわしいものではないだろうか。
 2008年が幕を開け、早いものでもう半年近くが経過してしまった。時の流れの中で、彼女の存在は常にメディアのそこかしこに散らばり、その存在はもはや今の日本の音楽界において欠かせないものになっている。決して1箇所にはとどまらずに、常に飛躍を求め続ける彼女の靴はまさしくロケットスニーカー。いかなる時でも全力疾走中の大塚 愛からは、まだまだ目を離せない。そのパワフルで類を見ない発想力で、この先どんなパフォーマンスを繰り広げてくれるのだろうか。

Text by 金田まどか(すみや本社 営業グループ)

『ロケットスニーカー/One×Time』
大塚 愛-Jロケットスニーカー.jpg 大塚 愛-J ONE×Timeサブ.jpg



avex trax
発売中
Maxi Single
[CD+DVD]AVCD-31411/B ¥1,890(税込)
[CD]AVCD-31412 ¥1,260(税込)

通算17枚目のシングルは、去年の11月から数えて約半年ぶり。今作は、関西テレビ『さんまのまんま』のEDとしても注目の「ロケットスニーカー」、CMタイアップも見逃せない「One×Time」の両A面仕様に「空とくじら」をプラスした3曲入り。DVDには「ロケットスニーカー」Music Clipを収録。

※写真は上が[CD+DVD]ロケットスニーカー仕様、下が[CD]One×Time仕様のジャケットです。

【大塚 愛 Official WebSIte】http://avexnet.or.jp/ai/index.html

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