トータス松本

ARTIST PICK UP

トータス松本

ウルフルズのトータス松本がソロ初のシングルをリリース!
ドラマ『ホカベン』主題歌としてもお馴染みのこの曲は、
僕らの心を強く優しく揺さぶるソウル・ミュージック!

(初出『Groovin'』2008年5月25日号)


トータス松本-A.jpg ちょっと前にトータス松本が出演していた車のCMを憶えている人はどれくらいいるでしょうか?"I am a father."というフレーズと相まって、トータス松本の"父性"がよく伝わるCMだったことを憶えています。ちょうどその頃、2003年にリリースされたのが、トータス松本名義で発売されたソウル・ミュージックのカヴァー・アルバム『TRAVELLER』で、サム・クックやオーティス・レディングなど自身のルーツ・ミュージックへの愛情がシンプルかつストレートに唄われた名盤でした。ちなみに、車のCMで使われていたのはマーヴィン・ゲイ「スタボン・カインド・オブ・フェロウ」のカヴァーで、アルバム中屈指の名曲です。
 ウルフルズがバンド結成20年を迎える今年、トータス松本は初めてのオリジナル作品『涙をとどけて』をリリースします。この曲は日本テレビ系ドラマ『ホカベン』の主題歌として書き下ろされたもので、既にたくさんの人が耳にしているんじゃないでしょうか。シリアスな表情のジャケットも印象的な本作は、歌詞を見るととても内省的でメッセージ性の強い曲です。『TRAVELLER』でのルーツ回帰を経たトータス松本が、ウルフルズとは異なるスタイルで2008年を生きる"僕"のブルースを聴かせてくれます。
 トータス松本は、この曲を書き上げる過程でドラマの原作本や脚本を熟読し、主人公の心情や情景を思い浮かべていったそうです。"この世のものすべてが あまりにも 悲しく見えてくる"という唄い出しではじまり自問自答をくり返す"僕"、どこかピンと張り詰めた糸を思わせる歌声が聴く者の耳を捉えて離しません。そして何度もくり返される"涙をとどけて 本当のこと 想いをとどけて 言えないこと"というフレーズが堪らなく胸に染みてきます。トータス松本が持つ歌の力、それは"父性"のようなものだと思います。何も言わずにギュッと抱きしめてくれるような存在。まさにソウル・ミュージック。毎日を生きる僕らの疲れた心と体をそっと癒す、優しくも力強い名曲の誕生です。

Text by 鈴木 篤(すみや本社 営業グループ)

『涙をとどけて』
トータス松本-J.jpg




ワーナーミュージック・ジャパン
6月4日発売
Maxi Single
WPCL-10505
¥1,200(税込)

ウルフルズ結成20年の今年、トータス松本が初のソロ・オリジナル・シングルをリリース。日本テレビ系ドラマ『ホカベン』主題歌として書き下ろされた本作は、毎日を生きる僕らの心と体をそっと癒してくれる、優しくも力強い名曲です。初回生産限定盤はフォトブックレット仕様。

【トータス松本 Official Website】http://tortoisematsumoto.com/

inserted by FC2 system