GOOD 4 NOTHING

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GOOD 4 NOTHING

good for nothing=役立たず!?いやいやとんでもない!
今や日本を代表する、世界水準のパンク・バンドへと進化したGOOD 4 NOTHING、
待望のニュー・アルバム『Swallowing Aliens』をリリース!

(初出『Groovin'』2008年6月25日号)

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 ライヴは楽しい。実際の作品を作り上げたミュージシャンと一体となり生で演奏を聴き、その熱気溢れる空間に身を委ねるというのは、やはり脳内鑑賞よりも数倍リアルで何ものにも代え難い感動がある。作品…特にアルバムがリリースされれば、当然それを引っ提げてのツアーに期待が高まるというもの。ライヴというのは、そんな「作品のお披露目」的な意味合いが含まれている訳だが…彼らGOOD 4 NOTHINGには、そんな理屈は通用しないようだ。
 GOOD 4 NOTHINGのライヴの本数は尋常ではない。昨年においては、1月にフル・アルバム『Kiss The World』をリリースし、翌月から6月までの4ヶ月間もの間、怒涛の全国ツアーを敢行。その間インディーズ・フェス「Independence-D」や、今や春フェスの顔となりつつある「PUNK SPRING 07」に参戦。またNOFXのサポートを含むアジア圏でのツアー、夏には「ROCK IN JAPAN FES.」「蓮沼」に出演、そして秋になるとELLEGARDEN、dustbox、PAN等の縁ある同志のツアー・サポートも行っている。そんな忙しないライヴの日々でも彼らは新たな作品にも果敢に取り組み、10月にはミニ・アルバム『STICK WITH YOURSELF』を発表。そして再び10月から今年の1月まで自身のツアーで全国を駆け巡る…と、ザッと手持ちの資料を眺めても昨年においてはライヴをしていない月は無い。彼らにとって作品はライヴに、ツアーに旅立つためのツール…そんな様にも思えてくる。今や作品をリリースすればチャートを賑わせ、前述の『Kiss The World』においてはアジア、ヨーロッパでもCD化。自身のツアーもソールド・アウト続出、各地の大型フェス&イヴェントにもオファーが殺到と、飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさに。彼らの"実践主義"は確かな自信となって実を結んでいるようだ。
 そして放たれるニュー・アルバム『Swallowing Aliens』。全13曲、トータル・タイム約35分…ド頭からフルスロットル級の振り切れっぷり、彼らのパンク魂が爆発したこれまで以上にアグレッシヴな作品となった。まさに国境を越え、宇宙彼方までも飲み込むようなエネルギーが迸っている。加速を止めない彼らをそのまま描き出したその先鋭的なサウンドはライヴで鍛え上げられた確かな技があってこそ、圧巻のアプローチで聴く者を圧倒、いやノックアウトさせるはずだ。そんな疾走する裏打ちのパンキッシュなリズムの中にもシンガロン級の絶対的キャッチーなメロディもガッチリ息づいていたりと、決して一方通行ではなく、ステージとオーディエンスとの一体感も意識した、非常にポップな側面も窺える。メロディをしっかりと紡ぐコーラス・ワークのバランスも抜群、勢いで圧倒しながらも作品の密度はより濃度を増している。彼ららしさを貫き、その中身の確かさを実感出来る仕上がりである。こんなガチ上がりなアルバム、今からライヴが待ち遠しくなるではないか!
 そんな期待にしっかり応える彼らは、アルバム・リリースして間もなく、この傑作を引っ提げ全国40ヶ所以上を巡る全国ツアーに旅立つ。夏フェスの代表格にも出演決定と、期待どおりの今後の活躍にますます目が離せなくなること必至。グズグズしていたら彼らに置いていかれるぞ!

Text by 浜田幸子(編集部)

『Swallowing Aliens』
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KICK ROCK MUSIC
7月2日発売
CD
EKRM-1094
¥2,300(税込)

ライヴでの手応えを作品へ投影した、G4N最高傑作が誕生!今や日本を代表するパンク・バンドとして海外のアーティストとも多数共演、勢いのあるサウンドにのせてよりメロディックに、よりキャッチーにオーディエンスとの一体感を意識した非常にポップな側面を持つアルバム。夏フェス目前、この波に乗り遅れるな!!

【GOOD 4 NOTHING official website】http://www.kickrockmusic.com/g4n/

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