LOW IQ 01

ARTIST PICK UP

LOW IQ 01

あらゆるジャンルを自身のロック・スピリッツへと吸収させることで、
ストイックに進化を続ける真のロック・スター、LOW IQ 01。
前作から4年ぶり、待望の新作『MASTER LOW FOR...』ドロップ!

(初出『Groovin'』2008年6月25日号)

LOW IQ 01-A.jpg 「大変長らくお待たせいたしました!120%の自信作です。最高のアルバムを作っちゃいました!46497!!」とは、LOW IQ 01ご本人からの『Groovin'』に宛てたメッセージ。今回はご本人にFAXでのインタヴューを敢行。質問に対する終始テンションの高い応答からは、底知れぬ自信を窺わせていた。
 ニュー・アルバム『MASTER LOW FOR...』はメジャー移籍後初となるフル・アルバムで、前作から4年ぶりのリリースとなる。移籍という環境の変化に関しては「気持ち的にもっと攻めていきたかったから」と、大舞台への旅立ちは自らが望んだようだ。そんな変化を伴いながらのモチベーションの維持というのは大変な様に思うが「今まで通り楽しく作れました。今までやってそうでやってない曲ぞろい!レコーディングも順調で、大体巻きでやっていました。今回は約2週間!」と煮詰まり知らず…その貪欲な制作スピリットはどこからきているのだろうか。「歌詞は日常の中でふと思いついた言葉を書き留め、メロディは日々練りに練っています。そして何よりライヴが作品に影響していると思いますね」。
 ライヴの際、彼は「LOW IQ 01&MASTER LOW」と名義を変えて活動をしている。彼をサポートするミュージシャンは、SKAFUL KING/FRONTIER BACKYARDのメンバー、Cubismo Grafico(チャーベ)等と、錚々たるメンバーが並ぶ。彼らとは今作でも共演、まさにライヴで培ったグルーヴが反映された実に勢いのある仕上がりで、まるでライヴを再現したような曲の流れが印象的だ。そんな彼は「LOW IQ 01&MASTER LOW」以外にも恒岡 章(ex. Hi-STANDARD/Cubismo Grafico)と「LOW IQ 01&THE BEAT BREAKER」としても活動をしている。「映画監督でいったら、時にはアクション映画を撮ったり、コメディ映画を撮ったりというような感じですね。監督は一緒だけど、違った事をやっている、ということ」と、発信元は同じでも彼の中のクリエイティヴな部分を更に進化させる意味でもこの二刀流の活動スタイルには今後も大いに期待したい。また「日本語での歌詞」というのも注目していきたいところ。「日本語の作文力が弱いので(笑)、うまく書けるようになったら書きたいですね」…謙遜の言葉に期待が募る。ちなみに今作のアルバム・タイトルは『MASTER LOW FOR...』。前作が『MASTER LOW 3』とくれば『4』が自然な流れだが…「"FOR EVERYONE"だったり、"FOR YOU"だったり、いろんな"FOR"の捉え方をしてもらえれば」との事。音楽の聴き方は人それぞれ、だからこそ聴く人に委ねる『FOR...』。アナタにとっての『FOR...』を思い浮かべながら今作を聴けば、また新たな発見があるかもしれない。
 最後に…5月のGWに静岡・清水マリンパークで開催された「MAGROCK FESTIVAL '08」にLOW IQ 01&THE BEAT BREAKERとして出演したLOW IQ 01。静岡の印象はどうだったのだろうか。「オレのおばあちゃん家は富士宮で、子供の頃からよく遊びに行き、オレのすごく思い入れのある所。夏休みになると、よくおばあちゃん家から帰りたくないと駄々をこねてました(笑)。LOW IQ & THE BEAT BREAKERとしては初静岡だったのですが、すごく盛り上がりました」。次は今作を引っ提げてLOW IQ 01&MASTER LOWとしての来静を期待しています!

Text by 浜田幸子(編集部)/秦 理絵(編集部)

『MASTER LOW FOR...』
LOW IQ 01-J.jpg




cutting edge
発売中
CD
CTCR-14582
¥2,500(税込)

4年ぶりに届けられたLOW IQ 01の最新の音。それは、かつて挑んできたあらゆる音楽から養われた経験から生まれる最高にカッコいいミクスチャー・ロックの数々。特有の美しいメロディ・ラインやインスト曲で聴かせるグルーヴ感はもちろん健在で、ライヴを再現したような曲の流れが印象的。

【LOW IQ 01 公式サイト】http://www.lowiq01.com/

inserted by FC2 system