九州男 of Groovin2009

ARTIST PICK UP

九州男

今年の桜ソングはこれで決まり!九州男2009年初のシングルは
「九州男流"桜"ソング」。叙情的なメロディにのせて、
過去、現在、未来の自分を描いていく6分33秒の壮大な物語。

(初出『Groovin'』2009年3月25日号)

九州男-A.jpg 「"九州男"と書いて"クスオ"と読みます」…なんて但し書きも今や不要、J-レゲエ・シーンという括りを越えて、J-POPシーンでの確固たる地位を築いた九州男。周りをとりまく環境は変わったであろうが、九州男自身はいたってマイペースである。自分の周りにあって「単純に出てきたものを歌う」姿勢に基づいた、彼の魅力のひとつに語られる「共感できる歌詞」に涙し、笑顔になるリスナーは増える一方だ。私も2ndミニ・アルバム『こいも俺(おい)ですばい』に収録の「dear grandma」に涙したひとりである。
 そんな九州男がついに2009年初のシングルをリリースした。2ndシングルとなる『桜道 / 雲の上の君と(epilogue)』は両A面シングルという贅沢な内容。九州男と同郷の大仁田 厚が真冬の青空を背景に立つ姿が印象的なTVCMで、一足先に一部披露されたあの曲の全貌がついに明らかになった。1本の桜の木を通して自分が生まれ育ち、旅立っていき、未来へと想いを馳せる姿が、フィルム映画を観るかの様に映像が浮かんでくる九州男流"桜"ソング。桜が散る様を「緩やかに飛び立ったサクラ」と歌い、桜の花が毎年咲くように自らも足跡を重ねて時代を繋いでいこうと、九州男が歌う壮大なドラマに胸が熱くなる。
 「雲の上の君と(epilogue)」はTBS系テレビ全国ネット『世界・ふしぎ発見!』2、3月エンディング・テーマとして既におなじみの曲であり、九州男自身が大好きだという「雲の上の君え」の続編ともいえるナンバー。「雲の上の君え」で離れ離れになってしまったふたりが、やっと出会えた奇跡のストーリーは、1stアルバム『HB』で「雲の上の君え(prologue)」として完成形を迎えたように、「雲の上の君と(epilogue)」もまだまだ発展していきそうで楽しみである。
 4月からは初の全国ワンマン・ツアーも決定!九州男が全国を熱くする。九州の魂を伝えるシンガー・ソングライター九州男と一緒に歌って踊ってハッピーになれそうなライヴも楽しみである。

Text by 大野裕子

『桜道 / 雲の上の君と(epilogue)』
九州男-J.jpg
playlist Zero/
CROWN RECORDS
発売中
Maxi Single
CRCP-10218
¥1,200(税込)
九州男、今年初のシングルは2009年桜ソングの決定盤。この世に生まれ、今の自分〜未来へと繋いでいく6分33秒の壮大なドラマ。「雲の上の君と(epilogue)」は1stアルバム『HB』収録の「雲の上の君え(prologue)」の続編。泣けます。

【九州男 OFFICIAL WEB SITE】http://kusuo.info/

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