リトル・ブーツ of Groovin2009

ARTIST PICK UP

リトル・ブーツ

ポスト・マドンナ!? UK版カイリー!?
遂に真打ち、新世代エレクトロ・ポップの歌姫、リトル・ブーツが
『ハンズ』で日本デビュー!2009年のベスト・ニュー・アルバム最有力候補!!

(初出『Groovin'』2009年7月25日号)

リトル・ブーツ-A.jpg レディー・ガガやブラック・アイド・ピーズの新作等、"エレクトロ"がキーワードのアルバムがアツい今、私の中でもエレクトロ・ブーム真っ只中!そんな中、新世代エレクトロ・ポップの歌姫とも言われるリトル・ブーツが、アルバム『ハンズ』で日本デビュー!
 期待を膨らませ本作を聴いてみると、彼女の魅力的な声とエレクトロニックでポップなサウンドが実に心地良く耳なじみ抜群!マドンナを彷彿とさせるような1stシングル「ニュー・イン・タウン」や2ndシングル「レメディ」など、つい口ずさんでしまったり、思わず体を動かしたくなるようなおススメ曲がズラリ!プロデューサーにはリリー・アレンを手掛けたグレッグ・カースティンも名を連ねています。
 またプラチナ・ブロンドの彼女のルックスもキュート!それもあってか、UKではカイリー・ミノーグやゴールドフラップといったアーティストと比較されることが多いとか。「彼女たちと比較されるのは嬉しいけど、カイリーと違って私は自分で曲を作っているし、ゴールドフラップのサウンドも好きだけど、私のサウンドはもっと温かいと思うの」とはそうした意見に対する彼女の弁。
 そんな彼女が注目を集めるきっかけとなったのがなんとYouTube。1年ほど前から、様々な曲(MGMT、ホット・チップからマイリー・サイラス、ヒューマン・リーグ、エステル、さらにはシンディ・ローパーといったところまで)のカヴァーをキーボード+デジタル楽器で演奏している風景を、据付のビデオ・カメラで撮影していたことが口コミで話題となったのだそう。さらにリトル・ブーツ(元々は友人がつけたニックネームで、由来は映画にもなっているローマの悪名高い皇帝、カリギュラ。ラテン語で"リトル・ブーツ"にあたるのが"カリギュラ"らしい)名義による最初の曲、「スタック・オン・リピート」がYouTubeやMySpaceを賑わせている頃、デビュー前にもかかわらず英の人気テレビ番組に出演も果たしました。…ちなみに、彼女がステージやYouTubeにアップしているパフォーマンス映像で愛用しているピコピコ光る謎の電子楽器は、日本が誇る楽器メーカー、ヤマハの"テノリオン"だとか。
 早くから高感度音楽人間たちの注目を集める彼女、5歳から習い始めたピアノをきっかけに、クラシックからジャズ、パンクからプログレ、ガールズ・ロック、そしてダンスやエレクトロまで幅広い音楽をどんどん吸収し、それを養分として彼女のエレクトロニックでポップなサウンドと、クリエイティヴィティ溢れるパフォーマンスが培われ評価されたのでしょう。その上、BBCが宣言する「来年のイチオシ・アーティスト」的なTOP10リスト、「BBC SOUND of 2009」のNo.1アーティスト。こちらのランキング、昨年はアデルが1位を獲得し大ヒット。その他音楽専門メディアだけでなく、新聞、一般誌からタブロイドまで幅広い媒体から"注目の新人"として取り上げられています。さらに、本作は2009年のベスト・ニュー・アルバムの最有力候補!と、これまで以上に大注目の彼女。なんと、この夏はサマーソニック09で日本初上陸!これは見逃せません!!

Text by 柿塚友紀

『ハンズ』
リトル・ブーツ-J.jpg
ワーナーミュージック・ジャパン
発売中
CD
WPCR-13550
¥1,980(税込)
※初回限定スペシャル・プライス
UKポップ・ミュージック・シーンで今最も話題のニュー・カマーが放つ本作は、2009年のベスト・ニュー・アルバムの最有力候補!一度耳にしたら離れられないヴォーカル・ラインとエレクトロニックでポップなサウンドが心地良く全身に響き渡る!!

【リトル・ブーツ メーカーサイト】http://wmg.jp/artist/littleboots/

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