バックストリート・ボーイズ of Groovin2009

ARTIST PICK UP

バックストリート・ボーイズ

バックストリート・ボーイズ×Red One!
2年ぶりの新作には、最新エレクトロ・サウンドをチョイス。

(初出『Groovin'』2009年9月25日号)

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 2年ぶりにバックストリート・ボーイズ(以下、BSB)が新作を出す、イコール、日本の音楽シーンが再び盛り上がることを否応なく期待してしまう。ここ日本の音楽番組に海外のアーティストが出演するというのは、全体の比率としてまだまだ少ない方だと思うのだが、BSBに至ってはリリース・タイミングにおいてかなり積極的に来日し、お茶の間に登場するアーティストのひとつだ。普段は洋楽を聴かないという嗜好の人でも、BSBなら聴く、なんてこともあるだろう。音楽的な間口の広さ、エンターテイナーとしての4人の魅力、いずれもが日本のみならず、世界各国にファンが存在する理由だろう。
 そんな、BSBが9月30日に7枚目のオリジナル・アルバム『ディス・イズ・アス』を日本先行でリリースする。今作のリード・シングル「ストリート・スルー・マイ・ハート」は、現在、急速に高まりつつあるエレクトロ・サウンドのムーヴメントの中でも最も有力な新人、レディー・ガガの「ジャスト・ダンス feat. コルビー・オドニス」を手掛けたRed Oneによるものだ。印象的なシンセ・サウンドに伸びやかなヴォーカルが加わり、サビにかけて爆発的に広がるキャッチーなメロディ、多重構造のコーラス。世界的な流行にも敏感に反応した最新サウンドとBSBの出会いは、最高のポップ・ソングを生み出した。いち早く公開されたPVではアンダーグラウンドな空間で踊り歌うメンバーの様子を見ることができ、この今風ダンス・サウンドにメンバーもばっちりハマっている模様だ。
 もちろん今作にもBSBサウンドには必要不可欠なマックス・マーティンをはじめ、強力なヒット・メイカーが顔を揃えている。ケリー・クラークソン、ブリトニー・スピアーズらを手がけたクロード・ケリーや、アッシャーやホイットニー・ヒューストンのソウルショック&カーリン、ビヨンセのジム・ジョンソン、そしてT-Painまでもが集結。HIP HOP/R&B系のプロデューサーの参加は彼らのルーツにも繋がるし、まさに"ディス・イズ・アス"な作品といえるのかもしれない。
 本作をひっさげて2010年にかけては大規模な世界ツアーを行う予定だというバックストリート・ボーイズ。日本のファンからの熱いラヴ・コールに応えて、きっと近いうちにまた彼らは日本の私たちの前にも姿を現してくれるだろう。

Text by 秦 理絵(編集部)

『ディス・イズ・アス』
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RCA/JIVE
9月30日発売
CD
BVCP-40100
¥2,520(税込)
2年ぶり通算7枚目のニュー・アルバム!レディー・ガガの全米No.1シングル「ジャスト・ダンス」を手がけたRed Oneによる「ストレート・スルー・マイ・ハート」を収録。

【Sony Music Online Japan:バックストリート・ボーイズ】http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/BV/backstreetboys/

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